2018年08月18日(土曜日)
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ドルクン・エイサ世界ウイグル会議総裁 日本に対し、「(中共の侵略・民族浄化から)自由な東トルキスタン(ウイグル)を取り戻す」ため支援訴え

ドルクン・エイサ世界ウイグル会議総裁(PHOTO/松原 久)

現在来日中の、ドルクン・エイサ世界ウイグル会議総裁の講演会が、1日、都内で開かれた。

エイサ氏は、1988年、新疆大学で民主化デモを指導、その後、中国共産党政府からの迫害を受け、94年、ドイツに政治難民として亡命。現在はドイツ国籍を所持している。

亡命後、ICPO(インターポール、国際警察刑事機構)を通じて、中国により国際指名手配された。

今年になって、ICPOの国際指名手配は解除された。

2004年に結成された世界ウイグル会議の事務総長に就任し、ウイグルの人権問題の改善を国際社会に訴え、国外におけるウイグル人コミュニティ団結のために尽力した。2017年に世界ウイグル会議総裁に就任。

エイサ氏は、講演で、1949年の中国共産党による東トルキスタン侵略後、70年にわたって続く、ウイグル人に対する民族浄化等の弾圧の現状を紹介した。

講演の冒頭で、自身が、国際指名手配中に、韓国で入国手続きを行った際、入国拒否された上で、当局が身柄を拘束、中国に身柄引き渡される寸前で回避された事例を紹介した。

エイサ氏は、「アジア全体で、出入国で一切の制限がなかったのは日本だけだ」と述べ、日本政府と日本国民に謝意を示した。

その上で、ウイグルで現在も進行するウイグル人に対する人権弾圧について、次のような事例を挙げた。
・2000年の歴史を持つ建造物や、モスク等の破壊
・イスラム教の宗教的儀式、ラマダンで断食中のウイグル人に食事の摂取を強制
・ウイグル語の使用を禁止、中国語の使用を強制
・監視カメラによるウイグル人の生活全般の監視
・80万人を超えるウイグル人を、再教育センターという名の強制収容所に収容

エイサ氏は、ウイグルの宗教(イスラム教)・言語・文化風習を禁じられ、ウイグルという民族を、この世から消滅させようとする中国共産党政府の民族浄化政策に対し、各国政府や世界のメディアが異議を唱えることを促すため、今月下旬に、欧州議会前で、ヨーロッパ在住のウイグル人を中心とした5000人規模のデモを計画中であることを明かした。

エイサ氏は、講演の終わりに、日本政府と日本国民に対し、「自由な東トルキスタン(ウイグル)を取り戻す」ための支援を訴えた。