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【論説・コラム】外圧でしか変われない日本人の本質的欠陥

※イメージ画像

 

人が抱く自然な感情として、身近な人ほど愛おしく、共同生活している相手であれば、財産や生活空間をも共有するほど信用しているということになる。

 

仮に自然災害が発生し、燃え盛る建物の中から、赤の他人と己の親族のどちらか1人だけしか助けられない状況となった場合、両者が同年代であれば親族を選ぶのが人としての親愛の情でもあり、動物本能でもある。

 

赤の他人が未来ある子供で、親族が自分の親であれば、おそらく私は赤の他人を選ぶだろう。2人とも赤の他人であれば、脊髄反射的に第一印象の良い方を選ぶだろう。

 

これをイデオロギーに還元すると、自国と他国が対立する案件が発生し、自国に道義的な問題がなければ、自らが所属し、同じ生活習慣、同じ文化を共有する日本に肩入れをすることは当然の心情となる。

 

ましてや、日本は島国である。明治維新後、欧米列強の進出に恐れをなし、「やらなければやられる」弱肉強食の帝国主義的な恐れから始まった富国強兵は、英米の時宜に適ったサポートもあり日本自身を列強国に引き上げた。

 

不幸にして敗戦を経験するまで、日本は軍国主義下で他国を侵略し、多くの他国民を殺りくし、領土を奪った歴史の事実は否定できない。戦後の日本は、本来であればより凄惨な戦後秩序も覚悟しなければならない惨敗の中で米国の人道的な戦後復興政策に助けられて、民主主義や自由主義、資本主義の「機会平等」「実力尊重」の社会の中で経済的躍進を果たし、今日の繁栄を享受するに至った。

 

一方で、そうした秩序と引き換えに、我が国は米国にとって都合の良いマイルド被支配国家となってしまった。三島由紀夫が強烈に指摘したように、今の日本人は自立心や潔さといった面での武士道精神が欠落した、米国人が求める日本人像に姿を変えてしまった。

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