2020年02月28日(金曜日)
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【台湾は日本の生命線】 ―アジア太平洋地域には喜ばしい台湾総統選挙の結果―  永山英樹(台湾研究フォーラム会長)

■民進党の勝利は中国のおかげ

 

台湾では1月11日、総統選挙と立法委員(国会議員)選挙の投開票が行われた。米国(日米同盟)との協力関係の強化を求める現職の与党・民進党の蔡英文総統と、再び中国への依存度を高めようとする国民党の韓国瑜高雄市長との一騎打ちとなった総統選では、蔡英文氏が大差で勝利。立法委員選挙でも113議席の内、民進党が61議席で過半数を維持した。

 

一昨年の統一地方選挙では国民党に大敗を喫し、当時は政権交代も予測されたが、最終的に民進党が勝ち得たのは、日本でも報道各社が指摘する通り、その最大原因は「中国」だ。

 

中共はすでに自らの影響下にある国民党の統一地方選での大勝を見て、「中国統一」(台湾併呑)の念願は叶い得ると早合点したらしい。習近平主席が昨年初めの演説で、「平和統一には一国二制度が最良の方法」などと台湾に向けて言い放ったのはそのためだろう。

 

しかしそれにより、台湾と中国との心の距離はこれまで以上に広がった。台湾人は中国に対する警戒心を強めたからだ。更には同年6月以降、香港で民主化デモが拡大。一国二制度が形骸化しつつある現地の状況が、ますます台湾人に危機意識を抱かしめた。

 

おまけに豪州に亡命した中国の元スパイが統一地方選挙で高雄市長候補だった韓国瑜氏など国民党サイドに資金援助をしたなどと、選挙介入を行ってきたことを告白。更には国民党の副秘書長が、その元スパイに対し、「民進党に言われて嘘をついたと言え。さもないと殺害されるぞ」と脅していたことも明るみになり・・・。

 

かくして、こうした中共の攻勢に抵抗する蔡英文氏=民進党の支持率は回復し、そして今回の選挙結果へと繋がった訳だ。

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