2020年01月21日(火曜日)
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【差別されている人がいます(その後)】令和2年1月8日 渋谷 憲太郎(民社人権会議 事務局次長)

昨年12月24日に当記事で記載させて頂いた台東区立石浜図書館のポスターの件のその後についてご報告したい。

 

12月24日に図書館側から以下の回答を貰った。

(図書館側の回答)
石浜小学校は東京都の人権教育指定校に指定されており、12月3日~10日までの人権週間に合わせて校内で啓発ポスターを作成し、生徒間で図書館に掲示するポスターを選抜して、教員から図書館側に掲示の依頼の電話をし、生徒がポスターを持参し、そのポスターを図書館側が掲示した。
渋谷が電話した土曜日に図書館側で再度協議した結果、内容に関して不明瞭な部分もあり掲示には不適当と判断し掲示を取り外した。
ポスターの主旨を図書館側に確認したが、図書館側でも主旨についてははっきりしないとのこと。

 

そして年明け1月8日このポスターを作製した石浜小学校の6年1組の担任と直接話すことが出来た。やり取りは以下のとおりである。

渋谷「そもそもあのポスターの作成した経緯は?」

担任「生徒は3年生から人権学習を始めており私(担任)も一緒に学習していた。その学習した成果を元にポスターを作製し図書館に掲示させてもらった。」

渋谷「あのポスターの訴えたい意図は何か?」

担任「外国人差別とか色々な差別のことを訴えたかったと思う。そもそもあのポスターについては生徒の自主性を重んじ、中身については教師が口出しするのもおかしいのであのまま出させて頂いた。表現について不明点があったことについては深くお詫びする」

渋谷「差別とはそのような差別があるか、例えば外国人差別もしかりだがそれこそ北朝鮮に拉致された方やその家族もある意味差別されているではないか。学校として今後どう進めていくのか。」

担任「(暫く沈黙)申し訳ございません。今後このようなことは無い様にしたい」

以上が学校側(担任)の回答である。

 

私の地元の友人の話だと「台東区の教育は子供の自主性を重んじる風潮があり、今回のポスターについては子供たちが作成したものなのでさほど問題視しなかったのではないか」と言っていた。

勿論子供の自主性も重要かもしれないが、しかし正しい方向に指導・助言することも教師の責務ではないか。あまりに自主性に捉われ過ぎると放置となってしまう。

ここで分かったのが人権教育する教師も人権教育の根本をあまり理解出来ていない気がしてならない。今回の一番の懸念点は教師の人権教育の知識がどの程度あるかという点だ。

知識に乏しい教師が人権教育を行うほどある意味危険ではないかと言わざるを得ない。

 

今回のポスターの一件は一先ずここで一区切りしたいと思うが、教育現場での人権教育の現状が甚だ気掛かりなところである。今後この問題については各方面の助言・指導を伺い今後も行動したいと考える。