7月7日にスタートした映画製作資金のクラウドファンディングも、来週10月4日を以て募集期間が終わる。これまでに2千人を超える人たちから支援が寄せられ、もう少しで3千万円に迫る勢いである。一切の広告を打たず、フェースブックやツイッターでの拡散とチラシの配布だけでここまで来た。日本人もまだまだ捨てたものではない。本格的な映画を作るには未だ十分とは言い難いが、一応の基礎はできた。
ところで、この締め切り日の翌日10月5日は、期しくも横田めぐみさんの誕生日である。中学一年生13歳のめぐみさんが学校のバトミントン部の練習の帰りに、北朝鮮の工作員たちに拉致されてから42年。今年彼女は55歳の誕生日を迎える。拉致された翌年の14歳の誕生日からずっと、横田家では本人不在の誕生日を残された家族四人で祝ってきた。だが既に双子の弟さん二人は独立し、今は父親の滋さんも入院されている。今年は早紀江さんが一人でケーキに蝋燭を立てるのだろうか?そして間もなくまたもや、拉致被害者救出への何の進展もないまま、今年も過ぎて行く。
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