2018年08月16日(木曜日)
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―侠気(おとこぎ)のルネッサンス― 野伏 翔

―侠気(おとこぎ)のルネッサンス―
野伏 翔

 
 演出家にも色々いて、大物演歌歌手が座長の商業演劇などで座付き演出家のような仕事をしている人もいるが、私のように自分のやりたいものしかやらない、言いたいことしか言わないという演出家や映画監督は、演出料だけでは食べていけるわけもなく、執筆や講師、演技指導など様々な形で収入を得ている。
私の日常業務と言えば、現在はFM世田谷「夜想会ラジオシアター」の脚本・演出と、暴力団排除の寸劇の演出が主な仕事である、東京都庁の中に「東京都青少年治安対策本部」という部署がある。そこから発注された二本の寸劇を持って一年中都内各地で警察官による講習と同時に公演しているのだ。その二本と言うのは、一本が企業向けで、もう一本が青少年向け、中高生や少年院の生徒に向けてのドラマである。
 
 企業向けのドラマは、会社が仕事を発注した下請け企業が実は暴力団であった場合の、対処の仕方を教えることを目的としている。
サラリーマン役、刑事役、ヤクザ役等の俳優たちが面倒な法律用語を分かりやすく面白おかしく、そして時には恐く演じている。そして会社が下請けに仕事を出す契約時には、必ず暴力団対策法に基づく「表明・確約書」を加えて置けば、相手が暴力団だと分かった場合に契約を解除できることを教えている。
最近街中でいわゆるヤクザらしい風体の人間を見ることが殆どなくなった。だが油断はできない。今の暴力団は身分を隠しフロント企業に仕事を取らせ、後にその会社の経営権を乗っ取っていることも多いのだ。
ただしこの「表明・確約書」さえあれば、相手方が暴力団であることを隠して契約したとして、詐欺罪が成立するのだ。

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