2018年08月16日(木曜日)
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マリの喫茶室(14) 想像妊娠

マリの喫茶室(14) 想像妊娠

 
【男性雑誌プレイボーイ】
アメリカの男性雑誌プレイボーイのロゴをご存じだろうか。蝶ネクタイをつけたおしゃれなウサギである。
男性雑誌にかわいいウサギ?
実は、欧米では、ウサギは繁殖力が強いので、セクシー・シンボルなのだそう。それで、プレイボーイのロゴはウサギなのである。
日本では、月にウサギが住んでいるとか、ウサギはかわいくて清楚なイメージなので、随分違う。
なお、プレイボーイは今や雑誌収入よりも、このウサギのロゴのライセンス収入の方が大きいとのこと。ウサギのロゴはブランドとして人気がある。
 
【マリの想像妊娠】
ウサギのマリは、もう7歳半、立派なシニアウサギだ。
赤ちゃんの頃から飼っているので、一度も子どもを産んだことはない。ほかのウサギと接触することもないので、避妊もしていない。
永遠の処女ウサギである。
 
そのマリが、この前、お乳が赤くはっていて、つまむと、黄色い液がドロッと出てきた。
(ウサギ先生)「これはお乳ね。この子は想像妊娠しているわね。」
(私)    「えー!でも、この子もう7歳過ぎているのに。」
(ウサギ先生)「ホルモンのバランスなのでしょう。」
(私)    「ウサギって発情期とかあるのでしょうか。」
(ウサギ先生)「ウサギは1年中ですよ。」
 
愛らしい乙女のマリが想像妊娠するなんて思ってもみなかった。そういえば、最近食欲があるような・・なんか軽くショックを受けた。
プレイボーイのロゴの話を思い出した。ウサギは繁殖の象徴なのである。
 
【ウサギの幸せ】
 マリは一生、結婚もせず、子どもも産まずに終わるが、それが寂しかったのかな、と少し悲しくなった。
マリは平穏で安定した、穏やかなウサギの一生を終えるだろう。
飼いウサギにしては、放し飼いの時間も長く、自由度も高い。食事にも健康にも気を付けてきた。ペレットやティモシーに加え、ニンジンやサプリもあげている。具合が悪くなったら病院に連れてき、大切に育てている。
そのおかげで、既にウサギの平均寿命を超えても、元気である。
目が合うと走ってきて、なでなでを催促して甘えてくる。私なりにお金も時間も愛情も注いできた。
幸せなウサギ人生だと思っていた。
 
しかし、もしかしたら、マリは、子を産み育て、母ウサギとしての人生を送りたかったのかもしれない。
マリのかなわぬ夢が想像妊娠を招いたのか。それともマリの意志とは関係なく単にホルモンバランスが崩れたのか。
 
ちょっと複雑な気分になったマリの想像妊娠である。