連載第一〇回 パイプラインを破壊せよ 宮塚コリア研究所研究員 野牧雅子

連載第一〇回 パイプラインを破壊せよ

宮塚コリア研究所研究員 野牧雅子

 平成二九年二月十八日、中国が北朝鮮から石炭の輸入を禁止する、という発表がなされた。新聞やネットの解説によると、中国による輸入禁止により、北朝鮮ではGDPの5パーセント(約一一三〇億円)が吹き飛ぶと言う。拉致、核実験、ミサイル発射、他国における空港での暗殺事件、偽札、麻薬、偽たばこ等々、やりたい放題の北朝鮮に中国は手ぬるいじゃないか、という世界からの批判を浴びて、中国も北朝鮮のことでは厳しい態度で臨むんだ、という姿勢をアピールするためである、というのが、識者達の見解であった。きっと、その通りであろうと私も思う。

しかし北朝鮮について少し詳しい者なら、誰しも、このニュースを聞いたとき、すぐに幾つかの疑問が沸いたはずである。

 

「どうして石炭輸入禁止なの?なんで、石油を止めないの?」

「本当にきちんと輸入を禁止する気持ちがあるの?」

 

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