2018年10月19日(金曜日)
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【論説】ややこしや?第2次安倍政権の第4次安倍改造内閣

国務大臣任命式後の記念撮影(首相官邸HPより)

 
党総裁3選を受け、安倍首相は10月2日、内閣改造を行って第4次安倍改造内閣を発足させた。
 
安倍首相の在任日数は10月1日で2472日となり、来年2月23日には吉田茂(同2616日)を抜いて4位に、同年11月20日には桂太郎(2886日)を抜いて1位になる。長期政権のため、政権と組閣、改造も回数を重ね、政権は第2次、組閣は第4次、改造の数は計6回に及ぶ。それぞれの違いはどうなっているのか。
 
第1次安倍政権は2006年9月26日から2007年9月26日まで続き、福田康夫政権に移行した。現在の第2次安倍政権は、民主党の野田首相が衆院解散して行われた12月16日の総選挙で自民党が勝利して自民党の安倍総裁が国会で内閣総理大臣に指名(首班指名)されて政権交代し、2012年12月26日から5年9カ月続いている政権だ。
 
政権は、総選挙後の国会で首班指名された総理大臣が内閣を組織して行政を執り行う。首班指名後に新内閣を組閣した場合に、第1次安倍内閣、第2次安倍内閣などと呼び分けていく。安倍首相は2014年11月に衆院を解散し、総選挙での勝利を受けて同年12月24日から第3次安倍内閣を発足、2017年9月にも衆院解散し、同年11月1日から第4次安倍内閣を発足した。
 
これに対し、改造は首班指名によらず、諸般の事情から首相が国務大臣(閣僚)の相当数をいっぺんに替えることを言う。憲法で使われる「組閣」は、首班指名後の組閣を指すが、一般的には内閣改造の場合も「組閣」という言葉を用いている。
 
改造を含む組閣に際しては、与党役員人事改造と連動して行われる。副大臣や政務官人事も行われるので、ポスト待機組にとって、役職内定は会社員の昇級・降級に相当する悲喜こもごもの思いが交錯する。
 
第4次安倍内閣では、今回が初の改造で、次回は再改造内閣、第2次改造内閣などと呼ばれる。
 
政権は選挙で勝つ度に基盤が強化され、内閣を改造する度に基盤が弱体化すると言われる。安倍首相は総裁選で3選されたことで改造により心機一転、党内の“ガス抜き”を行うと同時に、分断された党内の融和と挙党体制をアピールし、残り任期3年で経済政策や外交問題、憲法改正に挑む。