2018年10月19日(金曜日)
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【論説】気が遠くなる1400億年宇宙の旅

※イメージ画像

 
実に壮大な話である。宇宙はあと1400億年以上続くらしい。
 
東京大学と国立天文台などの研究チームが、すばる望遠鏡を使って2年間で1000万個の銀河を観測した結果、宇宙を膨張させている暗黒エネルギーに対して、空間を重力で収縮させている暗黒物質の分布を調べたところ、大きな偏りがないため、急激な膨張を招く畏れがないことが確認されたという。
 
暗黒エネルギーも暗黒物質もその正体は未だ不明ながら、安定的に膨張し続けるから、あと1400億年以上はこのままだよ、ということのようだ。
 
正体不明の暗黒エネルギーや暗黒物質が突如として不可解な現象を起こすことはないのだろうか。今までもなかったのだから、今後もないと言えるのだろうか。おそらく、宇宙誕生から138億年間、そういったことはなかったようだから、今後もないでしょうということなのだろう。
 
成仏よりも輪廻転生や復活を希望する人にとっては朗報かもしれない。1400億年後には太陽系はおろか銀河系も消滅しているだろうけれど、別の惑星で生まれ変わっているかもしれない。だが、今を生きる多くの人にとって、「良かったぁ。あと1400億年は生まれ変わりを繰り返せるんだ」という気分にはならないかもしれない。
 
米中貿易戦争が新たな冷戦となるのか、或いは一気に熱戦になるか。国際問題よりも、地震は大丈夫だろうか。今度の台風は…。今を生きる私たちには、1億年どころか1か月先も見通せないことの方が多過ぎて、1400億年は別世界のおとぎ話のように聞こえてしまう。
 
創造力と想像力のない大人にはなりたくない。そう思っていた少年時代…宇宙時間からすればほんの一瞬前に、時空を巻き戻したい。