2019年11月22日(金曜日)
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「日本を取り戻すとは、日本国憲法の無効を宣言することだ」 西村眞悟

例年、四月になれば、大東亜戦争末期の戦闘である沖縄戦開始と戦艦大和の最後を思う。六月はその沖縄戦の終結で、八月に入れば、広島と長崎への原子爆弾投下の日がきて、十五日の終戦の詔書伝達の日を迎える。そして、日本武道館で、天皇皇后両陛下がご出席される全国戦没者慰霊式典が挙行され、正午の時報と共に戦没者への黙祷がなされる。また、近くの英霊を祀る靖國神社でも多くの人びとが参拝に訪れている。

このように、我が国において、八月は英霊の慰霊追悼の月といえる。そこで、この英霊を追悼し、英霊と対話をするつもりで、安倍内閣が言う「戦後体制からの脱却」とか「日本を取り戻す」とは何か、を語りたい。

まず、平成二十五年四月二十八日に、安倍内閣は憲政記念館に天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ政府主催の「主権回復を祝う会」を挙行した。ここで安倍内閣は、昭和二十七年四月二十八日に、サンフランシスコ講和条約が発効し、我が国が連合国軍による被占領状態を脱して主権を回復したことを祝ったのである。

私は、この「主権回復を祝う会」の開催が、安倍内閣の最大の功績であると思う。何故なら、安倍内閣は、昭和二十七年四月二十八日の主権回復を祝うことによって、我が国が昭和二十年九月二日に降伏文書に調印して連合国軍の占領下に入ってからサンフランシスコ講和条約が発効する前日の同二十七年四月二十七日までの間、我が国には「主権が無かったこと」を公式に認めたからである。従って、安倍内閣が言う「戦後体制からの脱却」とか「日本を取り戻す」とかは、何をすることなのか、掌中にあるが如く、具体的に明らかになった。これが安倍内閣最大の功績である。

即ち、明らかになったことは、「日本を取り戻す」とは、我が国に主権が無いときに、奪われたものを取り戻し、押しつけられたものを捨て去ることだ。これが明らかになったではないか。では、その間に、我が国から奪われたものは何か。それは、大日本帝国憲法、教育勅語、そして、帝国陸海軍ではないか。さらに、我が国に押しつけられたものは何か。その最大のものは「日本国憲法」である。従って、我が国は、大日本帝国憲法と教育勅語と帝国陸海軍を回復し、日本国憲法を捨て去ることによって「日本を取り戻す」ことができる。このことを明らかにしたこと、これが安倍内閣最大の歴史的功績と言えよう。しかるに、安倍内閣は、自ら「主権回復を祝う会」を主催して「日本を取り戻す」ことを妨げる厚いベールを、脱兎の如く剥がしてみせたが、その中身を見て驚いたのか、以後、処女の如く「主権回復の日」を無視して、二度と「祝う会」をしない。

そこで、日本国憲法に関して、これは、我が国の憲法として無効であり、従って廃棄するのが当然で、是を有効な憲法と思い込んでおれば、無効な憲法だけが残って、国民に惨害が及び国が滅びると警告する。

そもそも我が国に主権が無いときに、我が国を占領しているアメリカ軍司令部の二十五人のアメリカ人が書いて公布し施行した「日本国憲法」が有効であるはずがないではないか。その時、占領軍総司令部(GHQ)は、我が国に関して三十項目の完璧な言論検閲を実施していて、その冒頭の四項目は次の通りである。①SCAP(連合国軍最高司令官)に対する批判、②極東国際軍事裁判に関する批判、③GHQが日本国憲法を起草したことに対する批判、④検閲制度への言及。

従って、我が国の義務教育が、日本国憲法は日本人が書いたと子供達に教え続けていること、我々大人が、日本国憲法の有効性を疑わずに「改正論」を言挙げていることは、即ち、我が国は、未だGHQなきGHQの検閲下にあることを示すことなのだ。無効なものは改正できないではないか。まことに情けないではないか。そもそも、トランプ氏が大統領に選ばれた時の大統領選挙で、アメリカの副大統領自身が、日本の憲法は、アメリカが書いたと公言していたことを忘れてはならない。

 大東亜戦争の戦地から帰還してきた元兵士達は、異口同音に子供であった私に語った。「内地に帰ってきて、一番愕然としたことは、敵であったアメリカ兵と腕を組んで笑いながら歩く若い日本の女達(パンパン)を見たときだ」と。

英霊は戦地で戦死した兵士達で戦後を見ていない人達だが、彼らは、日本が戦争に負けて敵に占領されることを防ぐ為に戦って戦死したのだ。そこで、この英霊が、占領軍が書いた憲法を、日本の憲法と思い込んでそれを守って生きる我らの姿を見たら、どう思うだろうか、考えて頂きたい。アメリカ兵に抱きついて歩くパンパンを見る以上に、愕然とするだろう。

我々は、恥を知る日本人ではないか。そのような思いを英霊にさせてはならない。決然と、日本国憲法の無効を宣言して日本を取り戻し、戦後体制から脱却しなければならない。