2019年06月20日(木曜日)
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世田谷一家殺害事件、3D動画公開で情報提供呼びかけ

警視庁が公開した3D動画の映像

 
年末のカウントダウンにウキウキする人も少なくない。同時にこの時期、世田谷一家殺害事件から何年経ったというカウントアップが毎年報じられ、国民に怒りと哀しみと不安を思い出させる。
 
2000年12月30日深夜から翌未明にかけて、会社員宮澤みきおさん(当時44)の一家4人が祖師谷公園に隣接する自宅で殺害された事件は、今さら概要を説明するまでもない。年末特番でも必ず取り上げられ、警視庁も毎年新たな捜査資料を出しては情報提供を呼び掛けている。懸賞金は警視庁300万円と私的1700万円を併せて2000万円に上る。
 
現場の住宅は取り壊されて事件の面影は少しずつ薄れている。18歳未満の世代にとっては生まれる前の歴史であり、テレビの向こうの話として現実味を持たない事件かもしれない。
 
事件の影響は、我が国の刑事訴訟ルールを変えることとなった。宮澤さんの遺族らが中心となって結成された「殺人事件被害者遺族の会」が、時効の廃止を訴えて活動した結果、2010年4月、死刑相当の重大犯罪について公訴時効が廃止される刑事訴訟法の改正が可決し、即日施行された。
 
事件解決は国民の悲願ともいえる。初動捜査や思い込み捜査のミスが毎年のように指摘されてきた。犯人像も、韓国人説やスケートボーダー説、地上げ関係説など様々な憶測が浮かんでは消え、捜査は年々手詰まりになっていることが毎年公開される乏しい新情報からも明白である。
 
こうした危機感からか、警視庁は12月14日から当時の様子を再現した3D映像を同庁HP(http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/smph/jiken_jiko/ichiran/ichiran_11-20/seijo.html)で公開し、情報提供を呼びかけている。