2017年06月24日(土曜日)
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『日本の命運 歴史に学ぶ40の危機管理』(育鵬社) 濱口 和久

やまと新聞でもおなじみの濱口先生の新刊です。

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自 著 を 語 る 

『日本の命運 歴史に学ぶ40の危機管理』(育鵬社)濱口 和久

 本書は産経新聞に約2年にわたって連載してきた「日本史の中の危機管理」を大幅に加筆・修正し、中学生でも理解できる内容に再構成した1冊となっている。白村江の戦いから地下鉄サリン事件まで、40の歴史的事象(戦争・紛争・テロ・天災など)を危機管理の視点で描かせてもらっている。

人は経験したことのない想定外の出来事に直面したとき、適切な判断や行動を取れる人と、そうでない人がいる。

当然、国家のリーダーには、前者の資質が必要だ。特に、国家の命運を左右するようなときや、国民の生命が危険にさらされる恐れがあるとき、リーダーには適切な判断が求められる。

例えば、地震が起きることは、人の力では防げないが、地震後の被害の拡大は、人の力によって軽減することができる。阪神・淡路大震災のときの村山富市首相や東日本大震災のときの菅直人首相は、適切な判断はおろか、首相としての責務を放棄するような言動や行動に終始し、被害を拡大させた。

初代内閣安全保障室長を務めた佐々淳行氏は自著『「国土」喪失。」(PHP研究所)の中で、人材には「人財」「人在」「人罪」の3種類があると述べている。

2人の首相経験者は、まさに「人罪」そのものだ。ところが、このことを一番自覚していないのが、ご本人たちであり、いまだに国益を損なうような言動を繰り返している。

国家の運営に限らず、これから組織のリーダーを目指す人は、この2人の首相経験者の言動を反面教師としつつ、是非とも歴史の教訓に学んでほしい。

なぜなら、想定外の出来事に直面したとき、適切な判断をするための教訓が歴史のなかにはあるからだ。ドイツ帝国の宰相だったビスマルクは「賢者は歴史に学び、 愚者は己の経験に学ぶ」 といっている。

歴代の日本の首相にもビスマルクのような人物はいた。ここでは個別の名前は出さないが、日本の歴史に誇りを持ったリーダーの登場に期待したいところだ。

最後に、本書で紹介した40の歴史的事象の中にも、さまざまな歴史の教訓を探すことができると思う。少しでも読者の皆さんの参考になれば幸いである。

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濱口和久nihonnomeiun
昭和43年熊本県菊池市生まれ。防衛大学校材料物性工学科卒。陸上自衛隊を経て、日本政策研究センター研究員、栃木市首席政策監(防災・危機管理担当)などを歴任。現在、防災・危機管理教育アドバイザー、拓殖大学地方政治行政研究所附属防災教育研究センター副センター長(客員教授)、一般財団法人防災教育推進協会常務理事・事務局長、平成17年には領土問題への取り組みが評価され、日本青年会議所第19回人間力大賞「会頭特別賞」を受賞。著書としては『日本の命運 歴史に学ぶ40の危機管理』(育鵬社)、『だれが日本の領土を守るのか?』(たちばな出版)のほか著書多数。