2020年03月29日(日曜日)
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【拉致問題の闇を斬る】 <お役所言葉>  荒木和博(特定失踪差調査会代表)

特定失踪者家族会(今井英輝会長)では昨年12月14日、菅義偉内閣官房長官兼拉致問題担当大臣との面会の折要請文書を提出しました。これに対する回答があったのは3か月経った3月10日のこと。拉致問題対策本部事務局において石川正一郎事務局長から今井会長に手渡されました。家族会副会長の藤田隆司さん・植村照光さん・吉見美保さんと事務局長の竹下珠路さんが参加。調査会からは私も同席しました。

 もちろん菅大臣から直接説明を受けるのは不可能でしょうから、事務方のトップである石川事務局長に少しでも踏み込んだ説明をしてもらいたいというのがご家族の切実な思いだったのですが、現実にはそうはなりませんでした。終わって石川事務局長が退室した後、事務局の担当者から「今日は事務局長が踏み込んだ話をされたので話した内容はそとに出さないように」と言われたので、私は思わず「踏み込んだ内容などどこにもなかったように思うが、どこが表に出してはいけない内容だったのか」と聞いてしまいました。相手は答えられませんでした。

 石川事務局長の話も実際中身はほとんどなく、顔からはともかく余計なことを話したくないという思いが感じられました。回答の文書は石川事務局長から今井会長に1部手渡されただけで、「他の役員の分はないのか」と聞いたら終わってからコピーが配られました。最初から全員に配っていたら皆読んで抗議をしたでしょうから、それを封じるためだったのだと思います。

 要請文書の質問事項とそれに対する回答は下に付けました。個別の内容についての私のコメントは特定失踪者問題調査会のメールニュースで流しており、調査会のホームページ(https://www.chosa-kai.jp)、私のブログ(http://araki.way-nifty.com/araki/)、私のFacebookのウォールなどに載せてありますのでご関心がありましたらご覧いただければ幸いです。

 中身は「鋭意」「全力」「速やか」「認定の有無にかかわらず」「不断に検討」「何ができるかについて検討」「誤解を与えるおそれ」「差し控える」といったお役所言葉の羅列で、3か月かけてこの回答というのは、総理の言葉を借りれば「痛恨の極み」、「断腸の思い」でした。回答を書いている各省庁の担当者からすると「何でこんな面倒臭い仕事を押しつけるんだ」と思っていたでしょう。お役所言葉の行間からそんな思いがにじみ出してくる回答でした。

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