2020年04月10日(金曜日)
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【セキュリティこそ我が原点!】29

―帰って来たポールカージー!映画「野獣処刑人 ザ・ブロンソンズ」を観て―

 

栗林寿行(地域セキュリティアドバイザー)

 

昨年は、私の拙いコラムにお付き合い頂きありがとうございました。

私自身、議員秘書として様々な選挙戦を戦ったり、オヤジが亡くなったりと波乱の一年であった。

 

本年はどんな年になるのか、少しでも悲惨な犯罪が減る事を祈りたいと思う。

 

さて、今回と次回は、昨年末に見た映画について語りたいと思う。

 

私のセキュリティ稼業の原点は、ガーディアンエンジェルスにあるのだが、マインドの部分で言うと、小学生の時に映画館で観た「狼よさらば」かも知れない。

平凡にNYで暮らす設計士の主人公ポール カージーがある日突然、ならず者に奥さんを殺され、娘をレイプされた事がきっかけとなり、街にウロつく輩を独自に始末して行く映画だ。

今を振り返るととても小学生が観る映画ではなく、現在ならばR16の指定を受ける事は間違い映画だ。

幸か不幸かこの映画が私の人格形成に少なからず影響を与えたのも事実である。

 

主役のチャールズブロンソンと言えば1970年代の大スターであり、CMのマンダムを連想する人が多いのではないだろうか?

ブロンソン演じるカージーは、穏やかな平和主義者であり、家庭を大切にする良き父親であったが、家族が犯罪に巻き込まれた事により、夜のNYの大掃除を良心の呵責に苛まされながら拳銃一丁で行う。

この辺りの描写は、犯罪に巻き込まれた家族の辛さも描かれていて良作だ。

 

ブロンソンの死から18年の時を経て突然ブロンソンがスクリーンに帰って来た!(正確に言うとそっくりさんの映画)

ブロンソンに瓜二つのロバート ブロンジー主役「野獣処刑人」だ。

いてもたってもいられず封切り日当日に会場に足を運んだ。

公開初日と言う事で会場は満員であった。

みうらじゅん氏のザ・ブロンソンズのトークショーの後に本編上映。

ブロンジーがスクリーンに登場した瞬間は、あまりの激似に場内爆笑であったのだが、話が進んでいくとその様な笑いは消えていた。

観客はもうブロンソンそっくりとかはどうでも良く今の時代に蘇ったポール カージーを応援していたと思う。

アクションは、痛快で世の中のゴミ掃除をK(主人公)が行う。

相手の人数が多くても、Kには当たらずハンドガン一丁のKの撃った弾丸は確実に悪党を仕留めるのはご愛嬌だ。

時折織り交ぜるDJのニュース番組も犯罪大国アメリカを描いていて良い。

是非とも皆様にも観て頂きたい映画だ。

 

狼よさらばから、約50年。

今だこの様な映画が作られてそれなりにヒットすると言う事は、被害者の人権より、加害者の人権が優遇されて犯罪犠牲者がまだまだ泣き寝入りしている世の中なのではないのだろうか。

防犯は、私のテーマであるのだが、犯罪に巻き込まれてしまった人々をいかにして救って行くのかも我々防犯関係者は考えていかなくてはならない課題だ。

 

東京新宿武蔵野館にて上映中