2019年11月12日(火曜日)
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【とおる雑言】 「字句修正」と「前文改正」を        寺井 融(アジア母子福祉協会監事)

 国会における憲法論議が進まない。日本をとりまく国際情勢は緊迫の度を深めている。憲法改正は、喫緊の課題となっている。 

そこで、どうするか。

 第一に、憲法の「字句修正」と前文の「改正」を優先する。「やうだ」とか「あつた」といった字句を、「ようだ」「あった」と現代表記に代える、また、「諸国民の公正と信義を信頼して」とある憲法前文を、「諸国民との公正と信義、信頼を深め」と改正する。「他力本願」的な表現を、是正するのである

 第二に、それと同時に、自衛隊合憲の前提となっている、「政府解釈」をあらためる。

つまり、国家は自然権として自衛権を保持しており、自衛力も有するという従来からの「政府解釈」を、憲法九条は芦田修正によって、①国際紛争を解決する手段としては戦力を保持しないとした、②しかし、自衛のための戦力を否定しているわけではない、③侵略戦争を否定したけれど、自衛力は否定していない、との解釈を「新政府解釈」として採用する。

 第三に、「国会決議」の採択である。

「日本国は自衛力を保持し、全力を尽くして国家と国民を守る。また、日本は、国際社会の平和と安定のために貢献する」と謳った「国会決議」を、衆参両院で採択する。

これらは、健全な野党から提起したらよい。なぜなら公明に配慮(?)した自民党の「三項加憲案」より、論理的だからである。与野党が議論し、多くの政党が賛成する改正案をまとめ、国民投票にかけ、憲法の「字句修正」と「前文改正」を果たす。