2019年10月18日(金曜日)
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【「とおる雑言」】 上田清司さんと古賀誠さん 寺井 融(アジア母子福祉協会監事)

 上田清司前埼玉県知事が、参議院補欠選挙に立候補する。「私は憲法改正すべきであると考えています」と明言して、話題となった。新自由クラブの出身。旧民主党の中では保守系である。その発言は、不思議ではない。応援している立憲民主や国民民主の憲法観が明快でないだけに、注目されたのだ。

 一方、元自民党幹事長の古賀誠氏が『憲法九条は世界遺産』と題する本を出版した。

「戦争未亡人を再び生み出さない国をつくりあげていくことが政治だ」とも謳っている。父親をレイテ戦で亡くしているだけに、その心情を否定するものではない。しかし、 私なら「再び未亡人を生み出さないためにも、国防を強化すべきである」と訴える。

そもそも憲法九条があったから平和だった訳ではない。米軍と自衛隊の軍事力、勇敢であった旧日本軍に諸国の畏怖の念、そして取り巻く国際環境が、わが国の平和を保たせてきたのだ。僥倖みたいなものである。

ところで、古賀さんは自民党幹事長時代も護憲派だったのか。ご存知の通り、自民党の党是は改憲である。信条を封印して要職を務めてきたのか。それとも、信条に基づいて党是を変えようと努力してきたのか。「誠」のお名前を持ちながら、政治家として不誠実だ。一方、上田氏には「清司」の名に恥じない清々しさを感じる。政治家は憲法への考えを明らかにして選挙にのぞむべきだ。

よく護憲論者は「憲法を守って戦争をしない国」と言う。戦争なんて、こちらがしないつもりでも、向こうから仕掛けてくることもある。さて、そのとき、どうする?