2019年10月18日(金曜日)
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【マリの喫茶室】(38) 失敗しない病院選び

 最近、友人は、初期の子宮がんで子宮を切除した。手術は成功し、内視鏡手術なので回復も早く、1週間で退院した。

 一方、同じ頃、別の知人が同じように内視鏡手術で子宮摘出手術を受けたのだが、なんと二度も手術に失敗、予後も悪く、膀胱炎などに悩まされているという。

 

そこで考えた「失敗しない、後悔しない病院選び」である。

  • 遠くても実績のある病院に行く

友人は、最初、「癌は今は2人に1人の病気、どこの病院でもやっているので、近くの総合病院にする。」と言っていたが、やはり手術と考えるとだんだん不安になり、ネットでいろいろ調べ、少々遠いが、がん専門病院にした。

  一方、失敗した知人は、子宮ポリープと同じくらいに軽く考え、近所の病院を選んでいた。今はHPの時代、口コミ+HPで、実績と定評のある病院を選ぶことがまず重要である。

  • システマティックであること

 癌で手術が必要と聞いたら、一刻も早く切除しなければと思う。友人の病院は、HPに初診から4週間で手術と、標準期間が明示されていた。

 実際に、電話から1週間以内に初診、その日のうちにできる検査は全て終了、翌週は手術日と入院日が決定し、3週間後に手術となった。その間も、ただ待つのではなく、手術日に合わせて必要な検査を行う。こうして、手術は初診からわずか1か月、入院も予定どおり1週間で無事退院となった。無駄がなく、システマティックな進め方もストレスが少なかったという。

 折角癌が早期に見つかっても、手術までに時間がかかってしまっては意味がない。予約がすぐにとれ、手術までの標準期間が明示されていること、これもポイントである。

 

  • 丁寧かつ納得できる説明

   初期癌で子宮切除といっても、どのような術式なのか、リスクや副作用、術後の生活への影響など、知りたいことは山ほどある。

   友人の病院は手術の前日に、図解による詳しい術式の説明、リスク、副作用、術後の生活制限について、医師からとても丁寧に分かりやすい説明があった。それで安心、納得して手術が受けられたという。

   医師にとっては、日常茶飯事の軽い手術であっても、患者にとっては、一生に1度の大きな手術である。そうした患者の不安な気持ちに寄り添って、医師が、十分な時間をとって、丁寧な説明をしてくれることがとても大切である。

医者が忙しがり、通り一遍のおざなりな説明だけだと、たとえ同意書を書いていても、術後何かあったときに、こんなはずではなかったと怒りや不信感だけが生まれてしまう。

   患者にとっては、命にかかわる大手術である。納得できる説明をしてくれることが、病院との信頼関係の出発点である。

  • ウサギも同じ

納得できる病院選びは、「専門性、システマティックな進め方、納得できる説明」の3点を満たすことだと思う。

これは動物でも同じである。

何しろ、動物病院は、内科とか外科の区別がない、麻酔医もいない。このため、獣医が体重から適当に麻酔を打つので、麻酔で命を落とす動物も多い。

友人の犬「トントン」は、麻酔で目覚めなかった。簡単な治療だったにもかかわらず、冷たくなって手術室から戻ってきた。別のウサギの「こころちゃん」も、子宮摘出手術のため麻酔をかけたところ、手術の前に亡くなってしまった。

高齢ウサギは婦人科系の病気で死ぬことが多いという。

ウサギのマリも遅まきながら、8歳の時に、予防的に子宮を切除することとした。

麻酔で死んだ話を2件聞いていたので、手術がうまいと評判の動物病院を選んで、行くこととした。マリをケージに入れ、片道1時間以上かけて電車でとぼとぼと、東京のど真ん中、おしゃれな街、広尾の動物病院まで連れて行った。

広尾の先生は、ウサギが麻酔で命を落とすことが多いので、個体のサイズにあわせたウサギ専用の咽頭マスクを発注し、より安全に低リスクで麻酔手術をすると話した。その説明に納得し、マリの命を預けた。

結果は大成功で、マリは術後ますます元気になった。

それ以来、遠くても、定期的に広尾の動物病院に通院している。

やはり、人間でも、動物でも、大病や手術の場合は、専門で実績のある病院を選ぶことが大切であると実感した。命にかかわることなのだから。

(ねぶた祭り)