2019年07月23日(火曜日)
ようこそ、ゲストさん。有料記事を見るにはログインが必要です。
 
 
ログイン情報を記憶

システム復旧致しました。

【書評】 カレル・アンチェル 悲劇に生きたマエストロ 高橋綾著 アルファベータブックス    三浦小太郎(評論家)

 
 本書は、チェコの名指揮者カレル・アンチェルの本邦初の評伝である。第二次世界大戦の最中、ナチスの強制収容所を体験したこの指揮者の一生をたどる書物が出たことを素直に喜びたい。しかし、全体約280ページのうち約半分はアンチェルの録音資料で占められており、正直、評伝部分をもう少し詳しく読みたかったというのが本音だ。だが、彼の生涯についての資料はおそらく乏しく(アンチェル自身、あまり自己を語る人ではなかった。あまりにも厳しくつらい体験は、却って語れないものなのだろう)
 

※記事の続きは有料会員制サービスとなります。

会員の方でコンテンツが表示されない場合は会費のお支払いが完了していないか、有効期限をご確認ください。