2019年06月16日(日曜日)
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【天皇御製に学ぶ 第三十一回 】 四宮正貴(四宮政治文化研究所所長)

元明天皇御製
 
和銅元年戊申、天皇の御製の歌
 
ますらをの鞆の音すなりもののふのおほまへつぎみ楯立つらしも(七六)
 
 第四三代・元明天皇(天智天皇第四皇女・持統天皇の異母妹)の和銅元年(七〇八)の御製。元明天皇は、斉明天皇七年(六六一)-養老五年(七二一)。草壁皇子の妃となり、文武・元正両天皇をお生みになる。二十九歳の時、夫君・草壁皇子が薨去され、さらに皇子の文武天皇が崩御されると、御年・四十七歳で天皇に即位された。在位八年二ヵ月で、皇女・元正天皇に譲位される。
 
「ますらを」は、武人のこと。漢字で益荒男(ますます荒々しい男)と書く。人並み外れて強い男といふ意。「鞆」は、弓を射る時に用いる皮製の防具で、左手の指の内側に巻きつけて弦が当たるのを防いだ。「鞆の音すなり」は、兵士たちが弓を引く練習をしてゐる音がするといふ意である。

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