2019年06月26日(水曜日)
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【連載第30回 中朝国境の旅】 ―犬小屋― 野牧雅子(宮塚コリア研究所研究員)

 
 今年の五月から改元がなされ、「令和」という元号が使われる。私が幼いころには、「明治は遠くなりにけり」という言葉があったが、これからは「昭和は遠くなりにけり」となる。私は昭和三一生まれで、両親は戦争中から戦後にかけて、青春時代を送った。私の世代の日本人はみな子供の頃、両親が食事の度に、「戦争中にこれだけの食べ物があったら、すごく嬉しかったろうね。」と言うのを聞きながら育った。

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