2019年10月19日(土曜日)
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【タジカラオの独り言】 ―許されざるもの―   野伏翔

 「めぐみへの誓いー奪還―」の公演で大阪豊中市に来ている。昨日から全国的にぽかぽかと暖かくなり、今朝は未明から春雨がしっとりと降り注いでいる。豊中市文化芸術センターは二年前にできたばかり、キャパ1300という大ホールでありながらどこの席からも舞台が近く見やすい設計になっている。壁は全面凹凸のある木材で覆われていて、アンティークな美しさと同時に音の反響を防ぐ工夫が感じられる。お役所が作った所謂箱物には外見や客席だけは立派だが、舞台のことは何も知らない建築家の設計によるものが多いが、この豊中の劇場は全国規模でみてもすぐれものの劇場と言える。キャパ1300という大劇場はミュージカルやバレエなどの公演はともかく、「めぐみへの誓い」のようなストレートプレイと呼ばれる普通の芝居には少々きつい条件である。ストレートプレイは通常600キャパくらいまでが理想で、それ以上になると後ろの席や二階の席からは役者の表情がよく見えない。とはいえ一人でも多くの人に観てもらいたい啓発の演劇である以上、そこは何とか工夫して観客の心に強く訴えるものをお目にかけなければならない。
 

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