2019年10月19日(土曜日)
ようこそ、ゲストさん。有料記事を見るにはログインが必要です。
 
 
ログイン情報を記憶

システム復旧致しました。

書評「苦難のとき アメリカ・ニグロ奴隷制の経済学」(R.W.フォーゲル、S.L.エンガマン共著 創文社) 三浦小太郎(評論家)

 
 「苦難のとき アメリカ・ニグロ奴隷制の経済学」(R.W.フォーゲル、S.L.エンガマン共著 創文社)という本がある。アメリカでは1974年に出版され、日本では1981年に訳出されたが、現在では入手困難と思われる。しかし、南北戦争やアメリカ黒人の歴史や文化に興味がある方は、多少高価でも探して読む価値のある本である。少なくとも私は、本書で黒人奴隷に対する先入観が大きく突き崩された。
 
 本書の特徴は、南北戦争以前の南部におけるさまざまな資料、国勢調査、奴隷主の遺言書、奴隷農場における営業記録、名簿、奴隷監督への指示書などを収集し、それをコンピューターにかけて、奴隷の生活環境を数量的に平均化していることである。
 

※記事の続きは有料会員制サービスとなります。

会員の方でコンテンツが表示されない場合は会費のお支払いが完了していないか、有効期限をご確認ください。