2019年10月20日(日曜日)
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【台湾は日本の生命線】 ―これが習近平「一国二制度」演説―なぜこの独裁者を「21世紀のヒトラー」と呼ばない!―   台湾研究フォーラム会長 永山英樹

1979年1月2日、それまで中国の侵略から台湾を防衛してきた米国が中国と国交を樹立。米華相互防衛条約も破棄され、孤立を余儀なくされた台湾に対し、この日中国はそれまでの「台湾解放」なる血生臭いスローガンを引っ込め、「平和統一」(協議による台湾併呑)を求める「台湾同胞に告げる書」を発表。そしてそれから40周年に当たる今年1月2日、習近平国家主席は人民大会堂で、今後の台湾政策に関する演説を行った。むろん「平和統一」を呼びかけるものだが、その一方で「武力行使は放棄しない」とも明言している。
 
中共のいつもながら訴えではあるが、しかし今回は自らの任期中に「統一」を達成しようと意欲を燃やす独裁者の演説である。昨年の憲法改正で、毛沢東同様に自らの終身国家主席への道を開いた彼は、毛沢東のような「神格」を持ち得ぬだけに、何としても「統一」実現で終身独裁の正当性を確立したいところだろう。
 
それだけに演説は内外の関心を呼んだ。
 
■「一つの中国」原則は歴史捏造
 
平和統一であれ武力統一であれ、台湾が中国の領土ではない以上、中国の求める「中国統一」とは「台湾侵略」という不法な領土拡張である。台湾を中国領土の一部だと強調する「一つの中国」原則なるものは、対外侵略を内政と位置付け正当化するための虚構宣伝にすぎない。
 
しかし日本ではマスコミが敢えて「統一=侵略」とする見方を採らない。中国の顔色をうかがい、「一つの中国」原則に抵触する報道はタブーとしているためだ。したがって国民の多くもそのような認識をよく持ち得ない。残念なことに、あくまで中国と台湾は元来一つであるべき分断国家であり、中国には統一を目指すのにも道理があるとの認識が広く持たれている。
 
しかし侵略は侵略だ。今回の習近平演説の一節を以下に引用し、それを実証しよう。

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