2018年12月16日(日曜日)
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【マリの喫茶室(27)】 ―ウサギの力―

獣になれない私たち
 
この秋、気になっているドラマが、「獣になれない私たち」
何故、気になっているかというと・・実はウサギが出てくるからなのです。
簡単にドラマを紹介すると、主人公(新垣結衣)は、恋人(田中圭)の家にニートで引きこもりの元カノ(黒木華)が4年間も住んでいるので、結婚できなくて悩んでいる、という設定です。
 
ずうずうしい元カノに腹が立つのはもちろんですが、
居座られたまま、追い出せない彼氏も理解不能
それを黙認している彼女の気持ちも全く理解不能
ということで、旬の俳優をふんだんに使っている割には、共感性も現実性もなく、かつ進展がなく堂々巡り。視聴率が低迷しているのもむべなるかな・・
 
ただ、この元カノの朱里、最初はあまりのずうずうしさに、見るたびにむかついたのですが、回を重ねるうちに、なんとなく心理状態が分かるような気がしてきて、引き込まれます。それは、黒木華さんの演技力に寄るところが大きいのですが。
 
朱里は、職場の人間関係につまずき、彼に「仕事やめてもいいよ。次の仕事が決まるまで家にいていいから」と言われ、彼のマンションに引っ越します。しかし、仕事を探すわけでも、家事をするわけでもなく、毎日1室にひきこもり、パソコンのオンラインゲームをして過ごしています。そんな彼女に嫌気がさした彼は、他の女性と恋をするわけですが、朱里は、元カレの家に居座り続け、そのまま4年間たちました。
元カレに4年間寄生する、というありえない設定を除けば、よくいそうなニートですね。
 
ホーランド・ロップイヤーの子ウサギ
 
朱里は、ある日、「ウサギのしっぽ」というウサギ専門店の店頭でホーランドロップイヤーの子ウサギと出会います。25,000円という値札を見て、「お前はあたしより高いね」とつぶやいていましたが、なんとそのウサギを買ってしまったのです。
ちなみに「ウサギのしっぽ」は、多分日本で一番大きいウサギ専門店ではないかと思います。また、ホーランド・ロップイヤーはたれ耳ウサギです。マリは、耳が上にたっているネザーランドドワーフで、耳の形は、ウサギ好きでも趣味が分かれるところですね。
家に帰ってきた彼は、元カノの部屋にウサギがいるのを見てびっくり。元カノだけでも持て余しているのにウサギまで・・。
非難された朱里は、ウサギを抱きしめ、「私にはゲームとウサギしかいないのに、ウサギを飼ったらいけないの!」と叫びます。
 
ネットの反応を見ると、
・無職なのに、ウサギを飼うなんてありえない
・ウサギが可哀そう
と非難ごうごうでしたね。私もそう思います。ウサギの餌代、病気の治療費、飼うにはお金がかかります。無責任にウサギを飼ってほしくありません。
 
家族を養うため
 
その後、彼は、マンションを元カノに譲るというまたまたありえない選択をして、家を出ていきます。そして、残された朱里は、家はあるけれどお金がないので、生活に窮します。ウサギがケージをがたがたして餌を催促しますが、朱里には餌を飼うお金もない。
そこで、朱里は、ようやく就職活動に本気を出します。応募理由に「家族を養うため」と書き、ウサギのために働こうと決心したのでした。
人間は守るべきものがあれば、強くなる。ウサギだって家族です。このドラマでは、無垢で弱い存在のウサギが、朱里に癒しと生きる力を与えています。
そして、ウサギがペットとして市民権を得てきたなーと実感しました。実は、ペットの数は、一番が猫、二番が犬、そして堂々三位がウサギなのだそうです。ウサギがテレビでペットとして登場しても不思議はありませんね。愛らしいウサギに癒されます。いつウサギが出るワクワクしながらドラマを見て、その後は、やはりマリちゃんをきゅっと抱きしめます。生きる力と癒しを与えてくれるウサギに感謝
 

ホーランド・ロップイヤー