2018年11月17日(土曜日)
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【マリの喫茶室(25)】  ―カジノ型デイサービスー

カジノ型デイサービス
 
(ウサギ)ねえねえ、カジノ型デイサービスって知っている?
(クマ)え?何それ
(ウサギ)今は、高齢者向けのデイサービスも過当競争らしくて、あの手この手で高齢者を呼び込むらしいのよね、それで、カジノができるデイサービスもあるんだって。
パチンコやマージャン、ルーレット、カードゲームができて、施設内だけで使える疑似通貨もあるから、楽しいらしいよ。
(クマ)すごいね。そういうデイサービスなら僕も行ってみたい。
 
賛否両論
 
(ウサギ)でもね、賛否両論あるんだって。
(クマ)ふむふむ。まず反対意見とは?
(ウサギ)射幸心をあおるとか、税金で遊ぶのはどうか・・みたいな。
(クマ)確かに、みんなの税金や介護保険で遊ぶのってずるい感じがする。
(ウサギ)それも送迎付きだったりするからね。
(クマ)たったの1割負担だからね。いいご身分だな。
(ウサギ)でもね。デイサービスも過当競争時代だから、行きたくなるようなデイサービスでないと、高齢者も来ないのよ。
(クマ)確かにね、折り紙や童謡歌うようなデイサービスには魅力を感じないな。
(ウサギ)でしょ。だから、興味を引き出し、身体を動かしたり、頭を使うことで認知症予防にもなるから、いいんじゃないか、という賛成意見もあるのよ。
(クマ)カジノは目的ではなく、手段ってわけか。
 
デイサービスの目的
 
(クマ)そもそもさ、デイサービスって何の目的なんだっけ。高齢者の暇つぶし?家にいても家族の邪魔だから?
(ウサギ)家族の負担軽減ももちろんあるけれど、高齢者本人の心身機能の維持・向上、社会参加の促進が目的だそうです。
(クマ)なるほどね。じゃ、カジノでもいいのかな。
(ウサギ)でもね、娯楽は自分のお金でいってください!と若い世代としては言いたくならない?
(クマ)線引き難しいね。折り紙ならいいけれど、ルーレットはダメっていうのもなんかね。
(ウサギ)ホールの片隅にパチンコ台を置いている特別養護老人ホームを見たけれど、誰も遊んでいなかった。
(クマ)そりゃそうだろうな。子どもの遊びじゃあるまいし、ギャンブル的要素がないとつまらない。
(ウサギ)その施設では、童謡で体操していたけれど、職員しか体操してなかった。利用者はシラーっとしていた。
(クマ)童謡とか勘弁。団塊の世代が高齢者になったら、サザンで踊りたいと思うのでは?
 
カジノ型デイサービスを規制する自治体も
 
(クマ)カジノ型が全部悪いってわけじゃないけれど、「行き過ぎ」は社会の理解が得られないよね。
(ウサギ)そうなのよ。だから、神戸市や兵庫県では、カジノ型デイサービスを規制する条例を施行したの。パチンコやマージャンといったサービスを日常的に提供するデイサービスは禁止されたんだって。
(クマ)納得
 
高齢者は街に出よう!
 
(ウサギ)今の高齢者は、デイサービスだけでなく、街に出て余暇を楽しんでるよ。午前中のゲーセンは、高齢者がたくさんいるんだって。高齢者割引作ったりしてね。いいお得意様みたい。
(クマ)バリアフリーを売りにしているカラオケボックスもあるね。
(クマ)昼間のスポーツセンターも、高齢者ばかりでね。デイサービスみたいだって知人が言ってた。
(ウサギ)高齢者が社会にどんどん出ていくのはいいことよ。デイサービスで囲いこむのではなくて、社会で普通に活動できるようになれば理想的。
(クマ)街のバリアフリー化だよね。「バリアフリーおでかけマップ」もよく見るようになったね。赤ちゃんや高齢者に優しいまちは、みんなに優しいまちだから。高齢者のデイサービスも大切だとは思うけれど、障害があったり、高齢でも安心して社会に出れることも大切だよね。
(ウサギ)ぴょんぴょん、オリンピック・パラリンピックもあるから、これからハード面だけでなく、人の心のバリアフリー化が進むといいな。
 

(沖縄の海)