2018年11月20日(火曜日)
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マリの喫茶室(21) 引っ越し貧乏

【10回目の引っ越し】
 
 もうすぐ引っ越しを予定していて、何かと気忙しい毎日を送っている。
実は、成人してから今度でなんと10回目の引っ越しになる。
考えてみれば、引っ越しに振り回わされた半生だと思う。
では、引っ越しが好きかというと、全く違う。
 
引っ越しは面倒くさい。お金も手間もかかるし、正直、嫌で仕方がない。毎回、こんな大変な思いはもう二度としたくない、今度こそ終の棲家と思って引っ越す。
しかし、数年たつと諸般の事情から、また引っ越さなければならなくなる。
そのたびに、家の売却損が発生するし、不動産屋への仲介手数料、引っ越し代、カーテンの買い替え etc.・・と色々お金がかかる。
まさに引っ越し貧乏である。
 
引っ越しがなければ、マンションをもう一つ買えたのではないかと思う。
さらに住民票の変更、銀行やクレジットカード会社への住所変更届、免許証の住所変更と、手続きも色々ある。
引っ越しは、結婚や転職と同様、生活環境を変える人生の一大イベントである。
 
【ウサギの引っ越し】
 
私が引っ越せば、当然、ウサギのマリも引っ越す。
マリも私も今のマンションが気にいっているので、マリは引っ越したら、きっと大きなストレスを感じるだろうと思う。
マリは、もうすぐ8歳だが、その短い人生で、今度がなんと7回目の引っ越しである。
ウサギにしてはとても多いと思う。
マリにしてみれば、ある日突然、理由も分からず、知らない場所に連れていかれるのである。大変なストレスだと思う。
 
引っ越し後、マリはだいたい慣れるまで半日から1日かかる。
半日から1日というのは寿命の短いウサギにとって、どれくらいの月日なのだろか。7歳から10歳くらいが寿命なので、人間の8倍の速さだとすると、1週間くらいの感覚なのかもしれない。
 
ウサギがストレスを感じていることがどうやって分かるかというと・・
もともと表情に乏しく、表情=無なので、顔からは分からない。しかし、耳をたてて警戒したり、雪ウサギスタイルでいないふりをしたり、部屋のすみでカーテンの中に隠れたりするので、態度で想像がつく。
 
一番わかりやすいのは糞尿である。
半日間糞をほとんどしなかったり、しても豆粒のように小さい糞をしたりするときは、かなりのストレス状態にある。
次の段階として、慣れない家だからか、あちこちで糞尿しまくる。そのたびに掃除に追われ、ただでさえ引っ越し後の片づけで忙しいのに、うんざりする。
 
しかし、見知らぬ土地、見知らぬ家で不安なのはペットも同じ、いや人間以上に環境の変化に不安とストレスを感じているのかもしれない。
トイレ以外で糞尿をするのは、「私は元の家に帰りたい!」というマリの反発なのか、不安だからかまってほしいというお試し行動なのか、それとも犬のマーキングみたいなものなのだろうか(メスだけど)。
 
【引っ越しは性格にも影響】
 
職場の隣の席の同僚は、3歳の頃から60歳の現在まで、ずっと同じ家に住んでいるそうである。かなりのんびりした人(悪く言えば鈍重な感じ)なのだが、生まれてから引っ越したことがないことも、そのおっとりした性格に影響しているのではないかと思った。
 
一方、私は、父親が転勤族だったので、子どもの頃から引っ越しが多かった。子どもの頃は、転校という更なる環境変化を伴うので、引っ越しは生活全てに影響を与えた。
私が「のんびりするのが苦手」な性格は、もしかすると子どもの頃からの気忙しい引っ越し人生の影響がある場合かもしれない、とふと思った。
 
引っ越しや職場の異動、転職は、別れと出会いをもたらし、生活に変化を与えてくれる。手間や経済的損失などマイナス面ばかりではないはず。地域社会や職場の固着した人間関係をリセットできる面もある。
 
今回の10回目の引っ越しが、私にとってプラスとなり、マリにとって大きなストレスにならないよう祈るばかりである。

 
(スマホを警戒するマリ)