2018年01月21日(日曜日)
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連載第19回 公厠…思い出したくないもの 野牧雅子(宮塚コリア研究所研究員)

連載第19回 公厠…思い出したくないもの
野牧雅子(宮塚コリア研究所研究員)
 

 中国に逮捕されたのは、平成二四年八月、中国吉林省集安市、鴨緑江側であった。翌年の三月、私達はまた、ヘーキで延吉市に行った。延吉空港の入館でストップがかかり、取り調べを受けた。私はICレコーダーを三台、オリンパスのミラーレス一眼を二台持っていたものだから、またまた、大騒ぎになった。おそらく、中国御自慢のスーパーコンピューターに、私達の情報がインプットされていたと思われる。
 その時は所持品検査があり、取調官が私の三つのICレコーダーを片手に一個、もう片手に二個持って、仁王立ちしているのを思い出す。もう五年ほど前のことだ。
 
 しかし、私にとっては五年前も十年前も、大差ない。これよりさらに五年前、今から十年前の平成二十年三月、私達夫婦は鴨緑江川を踏査していた。中朝国境踏査とは、長時間車に乗っていることでもある。トイレをぐっと我慢する時間がけっこうあるのだが、致し方なく、在野のトイレにお世話になるはめになることもしばしばであった。

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