2017年11月19日(日曜日)
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ハンガリ―革命61周年に当って  玉川博己(三島由紀夫研究会代表幹事)  

ハンガリ―革命61周年に当って
 
            玉川博己(三島由紀夫研究会代表幹事)

 
この10月23日は1956年(昭和31年)にハンガリー革命が起きてから61周年に当る。ハンガリー革命とは、戦後東欧を支配していたソ連とその傀儡国家であったハンガリー人民共和国に対して、ハンガリーの労働者、農民、一般市民、学生らが自由と共産主義体制の桎梏からの解放を求めて蜂起した革命であった。
すなわち1917年のロシア革命以来はじめての労働者階級を主体とする民衆による本格的な共産主義体制に対する武力を伴う革命であり、ソ連の軍事介入によって残酷に鎮圧されてとはいえ、やがて1968年のチェコ動乱につながり、そしてついに共産主義体制の内部矛盾が臨界点に達して、1989年のベルリンの壁崩壊から1991年のソ連崩壊を生み出す遠因となった歴史的事件であった。
 
第二次世界大戦では枢軸国としてソ連と戦ったハンガリーでは、戦後の選挙で民主的政府が樹立されたものの、1947年に共産党によるクーデターで打倒され、以降はソ連式の共産党独裁体制が支配することとなった。それは農業集団化の名のもとに農民から土地を奪い、労働者や市民から自由を奪い、共産党を批判するものは秘密警察が法令を無視して逮捕、投獄するというスターリン主義の完全模倣国家であった。

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