2017年07月28日(金曜日)
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忘れもの 荒木和博

忘れもの

荒木和博

拉致問題に関わってきて常に思うことがあります。なぜこんなに長い間拉致が続いているのだろう、なぜ救出できないのだろうという、考えてみればごく当たり前の疑問です。

国会はミサイルが飛んでもモリだカケだで大騒ぎという現状。昨年北朝鮮で拘束されて先月意識不明のまま送還されまもなく亡くなった米国人青年オットー・ワームビアさんのことを考えて拉致被害者がどうなっているのかと心配する声も聞こえてきません。

総理を始め政府首脳が拉致問題を語れば「安倍内閣の最優先課題」「行動対行動」「圧力と対話」の繰り返し、現実にはアメリカ頼みでしかありません。ついでに言えばそのアメリカが中国頼みとも言える状況で、ほとんど笑い話に近い構造です。

さてしかし、これは別に安倍内閣だからそうなったというわけではありません。少なくともこれまで、言葉だけとはいえ「最優先課題」と言った内閣はありませんし、拉致問題対策本部も安倍政権で設置されたものです。安倍総理に拉致問題への熱意がある(あった?)のは事実で、しかし問題は個々の内閣で簡単に解決できない、根の深いところにあるということです。

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