2017年07月25日(火曜日)
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陛下、ミャンマーご訪問を 寺井 融 アジア母子福祉協会常務理事 


陛下、ミャンマーご訪問を

寺井 融

アジア母子福祉協会常務理事 

 

いま、今上陛下のご退位の方向が固まりつつある。そんな中、たいへん恐縮、恐懼に耐えませんが、お願いがあります。ぜひミャンマー国へ、ご訪問されていただきたい。

この三月、両陛下がベトナムを公式訪問なされた。残留日本兵のご遺族と面談され、励まされている。日本とゆかりのある独立運動家ファン・ボイ・チョウの慰霊碑にも参られ、現地で大きな感動を呼んだ。

 そこでミャンマーである。先の大戦で、旧ビルマでは、約十八万五千数百人の犠牲者を出した。首都ネピドーへの公式訪問のほか、第二の都市マンダレ―へもお訪ねいただき、陸軍慰霊碑に親拝していただくと共に、丘から遠くインパールの地に向けて、頭を垂れていただければ、彼の地で眠るあまたの将兵が、何よりも慰められる。遺骨収集が、いまだ終わっていない地なのである。

 さらに最大都市ヤンゴンで、建国の英雄アウンサン将軍廟を、ご参拝をいただければ、多くのミャンマー国民が感銘を受ける。将軍は日本名を面田紋次と言い、日本軍南機関の指導を受けた三十人の志士の一人である。非業の死を遂げたことから、「ミャンマーの西郷隆盛」と呼ぶ人もいる。アウンサンスーチー国家顧問・外相の父君にあたる。

 お隣のタイ王国には、陛下をはじめ、皇族の方々が、何度も訪れているのだが、ミャンマー国には行かれておられない。

 ミャンマーご訪問で、アジアと日本の近現代史に感慨を及ばせ、平和への思いが、いっそう高まって行く筈。そう願っている。