2017年10月23日(月曜日)
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西澤貞夫 つれづれ山河 第五十回

寒い候の今は優しいおふくろを思い出す。雪が降ってくると「天からの手紙ですよ」冬の星空を観て、「星からの手紙は光ですよ」と言の葉は優しい。ペットの猫の命名から、にわとりにも花の名前で命名して、おふくろが呼ぶと、そのにわとりがおふくろの側にきて、おふくろ以外はその名前を呼んでも振り向きもせず、なんとも不思議であった。戦中、戦後と「旨いもの(肉や魚)はなかったが米や野菜はあった」と折に話をして、人の世は「思ったとおりにはならないがやったとおりになりますよ」

居間にはおふくろの「人みな我が子」の書があり、ラジオやテレビの国会中継で政治家の論戦を「仲良くやれないのかね」と、つぶやいていた。

時に「雪を計るように(積雪)」言われ「深さは2 3 センチ、幅は分かりません」とおふくろとの会話は楽しい。

学校の合格よりも就職が決まったときのおふくろの歓喜の姿と、その時に『いつでも、どんなときでも、時代環境に生きなさい』の言葉は忘れない。

2月は優しかったおふくろの誕生月である。

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