2018年08月19日(日曜日)
ようこそ、ゲストさん。有料記事を見るにはログインが必要です。
 
 
ログイン情報を記憶

システム復旧致しました。

マリの喫茶室(19) ギリシャ神話を知ってますか~ウサギ座の物語

マリの喫茶室(19) 

ギリシャ神話を知ってますか~ウサギ座の物語

 

ギリシャ神話を読んだことがありますか?

とても人間臭い神様が繰り広げる愛憎劇ですが、時々、地上の人間がからんできます。

オリンポスの神々の王ゼウスが大変な浮気者で、美しい人間の娘を次々と誘惑するので、妻の女神のヘラが嫉妬し、ゼウスではなく、なぜか相手の人間の娘をひどい目に合わせるというお話が多い。

世の中は理不尽だけど、それは神の気まぐれだと古代ギリシャの人々は考えたのかもしれません。この世は理不尽と考えるのは今も昔も同じですね。

ギリシャ神話で理不尽な目にあうのは人間だけではありません。動物も同じ。

神の気まぐれに翻弄され、悲しい運命をたどるウサギ座の物語をご紹介しましょう。

【ウサギ座の物語】

冬の星座のオリオン座のすぐ下にウサギ座があります。ウサギ座はオリオンの足元を逃げ回るウサギの姿を表した星座です。

ギリシャ神話では、気性の荒い勇者オリオンに優しい心を持たせるために、神が小さなウサギをつかわしました。しかし、オリオンはこのウサギを踏みつぶしてしまったため、神はウサギを憐れんで星座にしたと言われています。

だから、ウサギ座はオリオン座の下で逃げ回っているのですね。

また、こんな神話もあります。レロス島というところには、野ウサギがいなかったのですが、あるとき、妊娠したかわいい野ウサギが1匹連れてこられました。

ウサギは繁殖力が強いので、あっという間に増えてしまい、増えすぎたウサギは島の作物を食べつくしてしまいました。そこで島の人々は、増えすぎた野ウサギを撲滅してしまった、というなんともやりきれないお話です。そのウサギが天に昇り、星座になったというのです。

伊豆大島のキョンの話にも似てますよね。人間が連れてきて、増えすぎると害獣だと言って殺してしまう。今も昔も変わりません。

【パリス・ヒルトンのウサギ救出】

ヒルトンホテルのご令嬢、お騒がせセレブのパリス・ヒルトンさんは、大の動物好きでも知られています。

ある時、ペットショップでウサギを見つけ、そのウサギが蛇のエサになると聞いて、ウサギを救出すべく、その場でウサギ20匹をお買い上げ、大邸宅の裏庭に放し飼いにしたそうです。

その後、どうなったのかは分かりませんが、裏庭がレロス島のようにウサギだらけになっているかもしれませんね。

【ウサギは抱っこが嫌い】

本当にウサギは繁殖力が強いだけに、命が粗末に扱われています。

蛇のエサというのも身の毛がよだつ話ですが、動物園では、ライオンなどの肉食獣の元気がなくなると、生餌としてウサギを与えるのだそうです。

我が家のマリウサギはもうすぐ8歳、バージンウサギとして、一度も繁殖に貢献することなく、他の動物のエサにされる危険もなく、ご長寿ウサギを目指して、家の中で平和に暮らしています。

ウサギはみんな抱っこが大嫌いだと聞きます。マリも同じ。身をよじり、ブヒブヒ言って嫌がります。

理由は抱っこの姿勢が不安定だから、だけではなさそうです。

私が推測するに、ウサギは昔から人間をはじめ他の動物の餌として扱われてきたので、抱き上げられた時が自分が死ぬ時、そのことが遺伝子の中に深く刻み込まれているからではないかと思うのです。

地上でも天上の世界でも、ウサギは捕まらないよう逃げ回るのが哀しい性なのでしょうか。

(ウサギ座)画像:多摩六都科学館HPより