2017年10月18日(水曜日)
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マリの喫茶室(8)ウサギの受難

マリの喫茶室(8)ウサギの受難
 

【投げ落とされたウサギ】
前回、動物虐待の話を書いたが、動物虐待は身近な人にもあった。
彼女は、とても優しい苦労人のシングルマザーで、ウサギが大好きである。
彼女には、忘れられない辛い体験がある。
 
かつて市営住宅の9階に住んでいた時に、彼女は、玄関前にケージを置き
ウサギを飼っていた。
真っ白なウサギなので、名前は「ゆきちゃん」
 
ある時、ゆきちゃんがケージからいなくなった。
「いない」「いない」と家族中で探したが見つからなかった。
翌朝、共用廊下の下の地面でゆきちゃんは冷たくなっていた。
 
ケージは上からしか開閉できないので、ウサギが自分でケージを出て、廊下から落下したとは考えられない。
9階の共用廊下から、誰かに投げ落とされたのである。
 
犯人の目星はついていたそうだ。
ウサギを嫌がっていた近所の男子高校生だろうという。
ただ、証拠がない。結局そのまま泣き寝入り。
 
例え、共用廊下にウサギがいるのが気に入らないとしても、ウサギには何の罪もない。
無抵抗の小さなウサギが廊下から投げ落とされたことを想像するだけで、私も暗澹たる気持ちになる。
 
その後、彼女は、別のウサギを飼った。そのウサギは天寿を全うした。
でも、家族全員が投げ落とされた可哀そうなゆきちゃんのことを、今でも忘れられないという。
 
【ベエズエラのウサギ計画】
未曽有の経済危機に見舞われている南ベネズエラで、食料危機の打開策として、政府が打ち出したのが、なんと「ウサギ計画」。
「ウサギ計画」とは、「ウサギは繁殖力が強く、高たんぱくの肉なので、牛や豚のかわりにウサギを食べよう!」というものだ。
 
計画に基づき、さっそく、貧民層の多い地域に子ウサギが配られた。
ところが、ウサギを食べずに、ペットとしてかわいがる人が続出。
リボンをつけたり、名前を付けて一緒に寝るなど、ウサギをかわいがってばかりいるとのこと。
 
政府は驚き、「国民はウサギ愛を捨てなければならない」と主張しているそうだが、食料がなくてもウサギを食べないベネズエラの人に、なんか拍手喝采したい気持ちである。
 

<私は食料ではない!byマリ>