araki「拉致問題の闇を切る」

【拉致の闇を切る】 何度でも言う 横田めぐみさん拉致現場はあそこではない 荒木和博(特定失踪者問題調査会代表)

 さる6月7日、新潟市でYouTubeライブを行いました。横田めぐみさんが昭和52年(1977)11月15日夕刻、通っていた市立寄居中学校から自宅までの道取りをたどるもの。前にもやったことがありましたが、あらためてこの問題の意味を一人でも多くの方に知ってもらいたかったからです。こちらでアーカイブをご覧になることができます。
https://youtube.com/live/VVH5Zfdh2Io

 この写真はいつも講演で使っているスライドです。めぐみさんは拉致される当日午後6時頃、バドミントンの練習を終えて右下の寄居中学校を下校、海に向かう大通り(営所通)を友達2人と帰りました。途中寄居中の敷地が切れたところで1人が分かれ、さらに写真で真ん中のグランドの角でもう一人が別れます。その後は1人になって営所通を海に向かって歩き、途中左に曲がって二つ目の角を右に曲がり2軒目が横田さんの家でした。
 結論から言えばめぐみさんが拉致されたのは右側の赤い矢印で示してある角です。つまり家のすぐ近くまで行ってめぐみさんは拉致されたのです。当時角の家に下宿していた新潟大の女子大生が「きゃっ。助けて」という声を聞いています。
 ところが、一般にはここではなく、営所通から左に曲がるところの角で拉致されたかのような話になっています。警察犬がここで止まったという話だけが一人歩きしているのです。
 この営所通の角は歴代の拉致問題担当大臣とか、関係者がしょっちゅう視察しています。このあたりを見て、その後営所通をまっすぐいって海岸近くの空き地で「一刻の猶予もない」とか決まり文句を語って終わり、というのがいつものパターンです。今まで何度も言ってきましたが、営所通の角ではめぐみさんは拉致されていません。それなのになぜこうなるのか。

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