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【論説・コラム】気球撃墜で米中対立が激化

※イメージ画像

 

中国共産党の気色悪さを象徴する事件である。

 

2月1日、中国の偵察気球が米国本土上空を飛行していることが発覚した。報告を受けたバイデン大統領が速やかに撃墜するよう指示。国防総省は4日午後2時39分、シアトル方面の太平洋側から大西洋側のサウスカロライナ州マートルビーチを抜けて海上に出た、高度2万メートル上空の気球を、F22戦闘機のミサイルで撃墜した。気球下部の物体は90フィート(約27.4m)に及んだという。バス3台分の長さに相当し、陸上で撃墜すれば落下物でケガ人が発生する恐れがあるため、海上に出たところで撃ち落とした。

 

気球が辿った米本土のルートにはいくつもの軍事基地が点在し、気球を遠隔操作していたことは明らか。ところが、中国側は当気球を「民間の気象観測用である」と主張し、「不可抗力で米上空に入ったと説明したのに、武力行使したことは明らかに過剰反応で国際慣行に違反する」と猛抗議し、何らかの対抗措置を取る可能性を示唆している。これに対し米国は、海岸10キロ、水深14メートルの地点に沈んだ残骸を回収し、中国側の「嘘」や「気球の目的」を暴くべく調査を進めている。

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