nihonkyousantou「日本共産党の実態」

― 憲法改正反対運動で、党勢拡大を狙う日本共産党―    安東幹(共産主義研究家)

 日本共産党が、青年分野で、憲法改正反対運動を広げている。日本共産党が資金援助をしていて、日本共産党の志位委員長みずからが参加し、志位委員長がスピーチする若者憲法集会というイベントが毎年開催されていたが、この間、コロナ禍で中断していた。しかし、来年、若者憲法集会2023が開催されることになった。10月2日には、東京の新宿で、憲法変えるな憲法生かせ若者憲法デモが行われ、主催者発表で200人が参加した。現在、日本各地で、若者憲法集会成功に向けた実行委員会が結成されている。

 日本共産党の狙いは明らかである。日本共産党や日本民主青年同盟には入党したり加盟したりしないが、憲法改正反対運動なら参加するという青年との結びつきを作ることである。広範な青年を集め、その中で、入党工作などを強めようということである。

 日本共産党の青年党員、日本民主青年同盟員の獲得期は、原水爆禁止世界大会が開催される8月と、大学で新入生歓迎イベントが開催される4月ごろである。日本共産党は、大規模な憲法改正反対運動を起こし、その過程で、大量の青年党員を獲得したいと希望を持っている。今から、各地に、若者憲法集会実行委員会を結成し、拠点とする意向である。最終的には、日本のすべての学園、職場、地域に、若者憲法集会実行委員会を結成するのが目標である。

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