ken「筆は剣よりも危うし」

【筆は剣よりも危ふし】 藤本隆之さんを悼む 三澤浩一(武客)

藤本隆之さんが令和4年9月16日に永眠されました
 
謹んで哀悼と感謝と尊敬の誠を捧げます
 
           合掌

 藤本隆之さんは、僕より2歳年下だから、今年やつと還暦を迎へたばかりだ。まだまだ若い。同志とか、道友とか、堅苦しいことは関係なく、自分よりも若い人、年下の友が亡くなるのは、本当に辛い。

 僕は還暦を過ぎた身だが、自分よりも若い同志道友の死は、相原修さんと沼山光洋さんの二人だけだ。藤本さんで三人目となるが、やはり言葉にはならない。

  「悲しい」といふよりも、今は「悔しい」といふ気持ちだ。怒りすら感じてゐる。藤本さんにぶつけたい言葉は一つしかない。「バカヤロウ!俺より年下のくせに、なぜ俺より先に死んだんだ!」と。

 藤本さんは國學院大學の学生時代から民族派運動に挺身し、卒業後は展転社に就職した。展転社は企業としては小さい出版社だが、国家民族のために果たしてきた功績は極めて大きい。民族派の千早城ともいへる大きな存在だ。藤本さんも編輯者として活躍し、多くの貢献をしてきた。

 藤本さんの経営者としての力量はわからない。しかし、編輯者としての手腕は優秀だつた。そして、民族派運動家としての能力は天才といへた。天才だつたが、攻撃的かつ破滅的すぎた。

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