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【コラム】ウィズマスクはもういいでしょ

※イメージ画像

 

人に危害を加えることがいつの時代でも許されないように、善行と悪行は一見すると普遍的なように見える。が、わずか1年で価値が転換することがある。

 

マスク着用だ。

 

1年前、2年前であれば、1人身勝手に飛沫を発散させるような輩がいれば、自粛警察ならずとも万人から白い目で見られた。

 

今は違う。コロナウイルスは明らかに弱毒化し、通常の風邪ウイルスと変わらぬ症状に落ち着き、場合によっては今夏の厳しい熱波の中で、マスク着用が惹起する呼吸困難や熱射病の方が人体に悪影響をもたらす事態にフェーズが変化している。

 

政府も5月下旬、先進国の中では圧倒的に遅いタイミングながらも、ようやくマスク着用の基準を変更し、これまでの「着用の徹底」から「至近距離以外は不要」と緩和した。がしかし、岸田首相が率先してPRすることもなく、政府の方針変更は国民の間では共有されることもない。周囲の空気を読むことが不文律となっている日本ではKYな輩は陰口の対象となるため、多くの人が外したいけど外せない。着用がデフォルトのウィズコロナが継続している。

 

先進国の中ではガラパゴス状態となった特異な自主規制の継続は、変化に即応する柔軟性のない国民性を象徴的に表しているようにも見える。

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