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【今さら聞けない皇室の基礎】 ―敬宮愛子内親王殿下の成人御会見― 村田春樹(今さら聞けない皇室研究会顧問・自治基本条例に反対する市民の会会長)

前号では悠仁親王殿下のご進学に関して皇室特権ついて述べた。

要は「皇室特権?それがどうした!」ということである。

さて今日は3月17日に行われた敬宮殿下御成人記者会見について述べてみたい。

お誕生のあの日、平成13年12月1日、私はあまりの嬉しさに、宮内庁病院まで馳せ参じたものだ。勿論近くにも寄れなかったが、遠くから拝しただけで本当に嬉しかった。ついでだが平成18年9月6日、悠仁親王殿下御降誕の時はあまりの嬉しさに昼に二重橋前で萬歳し、夜にも若者30名ほど率いて二重橋前へ。そのあと広尾の産院まで行ってしまった。

さて今回の御会見である。本題に入るまでにお断りしておく。「愛子さま」という呼び方はやめましょう。「敬宮さま」が正しい呼称である。かつて浩宮さま礼宮さま紀宮さまとお呼びしていたのに、なぜか愛子さまとお呼びにするようになってしまった。失礼の極みである。昔から洋の東西を問わず貴種貴人には本名を避ける風習があり、特に女性の本名を呼ぶことを避ける。清少納言も紫式部も本名は両親と配偶者以外は誰も知らない。テレビの時代劇などで「家康様」とか「信長殿」などと言っているがあり得ない。直参旗本でも家康のことは東照宮様とか権現様と呼んでいた。将軍様とは呼ばず大樹様となど呼んでいたのだ。戦国時代には、家康は三河守を名乗っており、官名すら遠慮して参州殿などと呼ばれた。信長の極官は右大臣だったが右府様と呼ばれていた。かように決して貴人のなまえを口にすることはなかったのだ。昭和34年の所謂ミッチーブームから皇族のお名前を呼ぶようになったがやめて貰いたい。戦前は皇后陛下のお名前が良子(ながこ)様だとは庶民は誰も知らなかった。天皇皇太子の親王内親王には御称号があるのだからそれを呼べばよいのである。但し悠仁殿下は天皇皇太子の親王ではないので御称号がない。今回秋篠宮さまが皇嗣殿下となられたが、古式に則り皇太子又は皇太弟となられていれば、悠仁親王殿下にも御称号が与えられたはずであり残念である。

さて本題の御会見である。本欄の読者の殆どの方は御覧になっていると思うが、実に素晴らしいものだった。完璧である。両陛下と相談の上原稿を書かれたと思うが、話し方に気品を感じ、血は争えないと思った方も多いだろう。私も嬉しくて何回も見てしまった。

ところでこの御会見で巷(ネット界隈)では、愛子天皇待望論なるものがまたぞろ盛んになってきているようだ。

今回「愛子天皇待望論」は週刊朝日とアエラ(朝日新聞出版)が書いている。朝日新聞は数ある新聞社の中で皇室廃止論の最先鋒である。

しかし今すぐに廃止は難しい。一旦アマテラス神武系(男系)からその他系(女系)に持って行き、そしてその新たな皇統は万世一系ではない、正統性はない、だから廃位にもっていく、という二段階革命論である。だから確信的にアマテラス神武系の皇統が

絶えるように誘導している。今回の週刊朝日もアエラもその一環である。

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