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【論説】ノイキャンに骨伝導…超進化するイヤホン業界

※イメージ画像

 

イヤホン業界がここ10年で革命的な進化を遂げている。

 

端末の高性能化に伴いBluetoothを活用したワイヤレスが基本となり、有線イヤホンに比べ飛躍的に音質が向上した。ワイヤレスは進化を続け、耳元にパッドを充てて振動で音を聴き取る骨伝導イヤホンが1万円から3万円、廉価版なら5,000円前後で買い求めることができるようになった。

 

骨伝導タイプの利点は、耳を塞がないため外部の音を取り入れながらイヤホンを充てているのと同じような高音質を実現できるようになってきた。ジョギングやリモートワークの際には、完全に耳を塞ぐよりも安全性や外部からの問い合わせに対応できるため、利便性が高い。

 

「耳を塞がない」といえば最近、ソニーが耳穴を塞ぐタイプのカナル式でありながらイヤホンがドーナツ状になっていて、外部の物音も聴き取れる新型のイヤホンをリリースした。空間表現も取り込んだ音質向上と共に耳を塞ぐ危険性をも除去した画期的な製品として注目されている。

 

逆にノイズを遮断したい技術として特筆すべきがアクティブノイズキャンセリング(ANC、ノイキャン)の技術である。これは、製品本体に内蔵された集音マイクで周囲の騒音を拾い、騒音と逆位相の音波をイヤホンからぶつけて騒音の音波を打ち消す機械的な消音テクニックだ。

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