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【論説】DIYは自分の価値を上げる

※イメージ画像

 

自宅のシャワー付きトイレ便座、いわゆるウォシュレットが壊れたのでAmazonで購入し、自分で取り付けた。

 

25年以上使い続けた便座は正体不明のドロッとした粘着液が漏れて便座周りをべっとりとコーティングしており、交換作業そのものよりも粘着液を除去する作業に大きな労力を要した。

 

耐久年数を上回る使用で貯湯用の保温剤が漏れ出たかと推察するが、80キロ以上ある80代の同居父の体重攻撃を毎日十数回も受け、「雨だれ石を穿つ」攻撃によってダメージが蓄積されていったに違いない。すでに10年前から液漏れを生じさせていた。

 

交換工事費用を外注すれば8,000円程度。今回、労力の大半を費やした掃除時間を含めると4時間程かかった。時給にすれば2,000円。慣れない作業と、水漏れのリスクを考えれば自分でやらなくても、という気がしないでもないが、住宅回りの補修は庭木の剪定もベランダのコーキングも水栓の付け替え、インターホン設置、網戸交換……できることは全て自分でやるようにしている。もちろん、狙いの第一はコスト削減なのだが、それだけでなく、不具合があったときに、業者と自分の都合を合わせる面倒や、悪質業者に遭遇するリスクをなくしたい思惑もある。

 

今回も、古い便座を取り外しながら気付いたことがある。以前に設置した業者が、ワッシャーやパッキンの順番を間違えていたり、きちんとゴミの除去を行っていなかったり……。街なかの業者も玉石混交で、完璧な施工を毎日続ける本当の意味での「プロ」と、取替工事をしない限り気付かないが実際はヤッツケでいい加減な施工を繰り返す「似非プロ」がいる。

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