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春の陽気に包まれた3月5日、マイPCも春の訪れを告げた。前日まで、電源を入れるとハードディスクを回す大きな音が生じていたのに、この日は大人しく起動し、「寒いけど頑張って働きます」というアピールが消えたのだ。

この日の東京は最高気温18度と、前日より6度も高い暖かさ。奇しくも二十四節気の啓蟄(けいちつ)で、3月21日の「春分の日」より一足早く春の訪れを示す指標として、天気予報では毎年必ずと言っていいほど紹介されている。

啓蟄の啓は「開く」の意で、蟄は「冬の間、地中に閉じこもっている虫」のこと。冬眠していた動物も含め、生物が土から出てきて生命活動を再開する日とされる。