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【論説】炎上系インフルエンサーのやりたい放題

※イメージ画像

 

昨年末の格闘技大会で八百長騒動を起こした炎上系ユーチューバーは、賛否の声を利用して相変わらず自身の動画再生数を稼ぎ、八百長さえも「飯のタネ」にしている。

 

明かな不正にも関わらず、「これは八百長じゃない」「プロレスだ」など自分で自分を正当化したり、一定の肯定派がいるのを見ていると、最初から悪名を背負った人間は、どんなに炎上されても炎上系なのでデフォルトとしてダメージがないだけでなく、むしろ火に油を注ぐことが自身のビジネスに発展する強みを有する。

 

“イロモノ”に対するこの寛容は、トランプ前大統領の現役中にも見られた現象である。次から次へと問題発言や政策決定を行い、叩かれる度に物議を醸し、一部で「トランプ政治は面白い」「実行力がある」など肯定派の意見も増えていく。トランプ氏以前の大統領であれば決して許されなかったスキャンダルの数々も「トランプなら十分にあり得る」という不思議な受け入れがなされ、どんなに大きな不祥事も致命傷にならなかった。

 

トランプ支持者による議会襲撃などは、民主主義に対する重大な挑戦であるにも関わらず、SNSなどで煽ったトランプ氏本人が罪に問われることもなく、最近は「大統領に返り咲いたら襲撃犯を恩赦する」などという話まで出てきている。

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