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【今さら聞けない皇室の基礎知識】 「保守伝説とは」 村田春樹

世に都市伝説というものがある。昭和50年頃マクドナルドが日本に進出してきたが、「マクドの肉は実はネコの肉」といった類いの荒唐無稽な「がせ話」である。昭和四〇年代時給100円の時代に「米軍基地で時給1万円のバイトがある」という伝説もあった。ヴェトナム戦争で戦死した米兵の遺体を洗う仕事なので高給なのだそうだ。アメリカにも都市伝説はあるそうだ。「ニューヨークはマンハッタンの下水道に巨大なワニが棲息していて野良犬を喰ってしまう」というものだ。今日はこの都市伝説ならぬ保守伝説について語りたい。保守つまり我が業界で囁かれている、いや大っぴら言われている「がせ話」のことである。代表的なものに「在日認定」がある。小沢一郎だの福島瑞穂だの本多勝一だのを在日(朝鮮人)認定する類いである。勿論荒唐無稽な「がせ話」であるが、業界のビギナー・ニューカマーは必ずと言っていいほど一度はこの認定にはまる。「はしか」の様なものであろう。今日はこういった業界の方々が信じているが事実ではない保守伝説を二つ(今号と次号一つずつ)語りたい。 

私事で恐縮だが今年も年賀状を二百枚ほど頂戴した。殆ど愛国尊皇家からである。なのに年々横書きの賀状が増えてきて憮然とする。それどころかHappy New Year などと書いてあるものもある。これは論外とするも、西暦が多いのには落胆する。なぜイエスさまの誕生日を起点とする暦を使うのだろうか。不愉快極まりない。今年は2022年だそうだがそんなことはどうでもよい。今年は令和4年でありそれ以外の何ものでも無い。中には皇紀2682年と書いてくる方もいる。これはこれで嬉しいのだが、この皇紀を戦前は皆が使っていたと思っている方が多い。これが都市伝説なのである。私もながらく年賀状には皇紀を使ってきた。ところが10数年前のことである。大正生まれのご老人(終戦時20歳)に皇紀で記した年賀状を出したところ、返事に「皇紀という言葉は初めて見ました。」とあって驚いた。そこで電話して聞いて見て又びっくり。戦前は皇紀は全く誰も知らなかった。仮に知っていても使ってはいなかった、というのだ。早速調べて見た。明治5年に太陰暦から太陽暦に変更する際に、元号に加えて神武天皇即位を元年として紀元が定められた。諸外国がキリスト暦という紀年法の暦を使っていたが、日本にはそれがなかったので定めたのだ。そのときの勅語である 

「今般太陽暦御頒行 神武天皇御即位ヲ以テ紀元ト被定候ニ付其旨・・・」 

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