kiji記事

【論説】世界最高齢という頂を想像する

※イメージ画像

 

世界最高齢の福岡市在住、田中カ子(かね)さんが1月2日、119歳の誕生日を迎えた。田中さんは1903年生まれ。同世代の歴史人物に金子みすゞ、草野心平、香淳皇后、小津安二郎、小林多喜二、堀越二郎、山本周五郎などがいる。

 

ひ孫の純子さんが開設した田中さん専用のツイッター・アカウントに誕生日の2日に「大快挙」と投稿。「これからも楽しく明るく元気に過ごしてほしい」というコメントを載せている。

 

米国老年学研究者団体「ジェロントロジー・リサーチ・グループ (GRG)」で認定されている人類の最高齢は、1997年8月に亡くなったフランス人ジャンヌ・カルマンさんで122歳164日。2位の米国人サラ・ナウスさんは119歳97日(1999年12月没)で、存命中の田中さんは歴代でも第3位となる。

 

日本人女性は上位10人までに田中さんを含め4人が入っており、長寿大国の面目躍如といったところだ。ちなみに男性の歴代最高齢記録も日本人であり、全体の21位にランキングされる木村次郎右衛門さんの116歳54日(1897年4月19日-2013年6月12日)。

 

長寿国家の日本でこのようなニュースはよく目にするところだが、齢を重ねると、同種のニュースでも捉え方が変化していくものである。今回、このニュースを知った時、自分が世界最高齢になった当事者だったらと想像してみた。

記事の続きは有料会員制サービスとなります。

2023年3月より新規会員は新サイトで募集しています。
こちらでご覧ください。

Yamatopress Web News

やまと新聞は日本人による日本のための新聞社です。
会費は月額350円(税込)です。全ての記事・コラムがご覧いただけます。

会員の方はこちら