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不思議世界の画家 ときたひろし氏(坂東忠信氏)

世の中には時々不思議な人が現れる。

機動隊員、警視庁刑事、中国人犯罪調査官、あの世とこの世をつなぐ案内人、など数々の顔を持つ坂東氏だが、絵本作家というもう一つの顔もある。靖国神社でも購入できる「お父さんへの千羽鶴」は7版を超えるロングセラーであり、数少ない保守系絵本作家としても定評がある。更に別の面として、甲冑造りにも玄人はだしの腕を持ちながら、戦国武将絵も描き続けてきた。

今回、東村山市の広報紙でも紹介され、坂東氏の「戦国武将絵画展」が12月25日まで開催展示されており戦国武将と鎧兜についてお話を伺った。(東村山市西口カフェ・エケベリア 15点)

 

◎武将にとって鎧兜はどういう位置づけだったのでしょう。

大将の証として、鎧兜はまず目立つことが必要ですからそれぞれ工夫を凝らしての完成度が求められていましたね。大将の威信をかけたのが鎧兜ですから、それぞれに性格が見えてくるのも面白く興味深いところです。戦国時代の兜と旗印は、大将の本陣であるという証ですからね。

もうひとつ性格が現れるのが、鎧兜が「防御型」か「攻撃型」かということで、防御に重きを置けば必然的に重くなり、動きやすくするためには鎧も軽くしなければならない。例えば伊達政宗公の鎧は、通常前と後で二枚を貝のように合わせているのですが、彼のは5枚胴といって漏れなくガードできるように工夫されていますよ。重さも20kgぐらいあり、鎧も軽いものは3kgからありますからね。

昔は鎧兜のデザイナーもちゃんといて、各大名からの依頼でデザインしていたんですね。

◎兜の下、鎧の下はどうなっているのでしょう。

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