ペットが天国に行くと、神様が出てきて、

「お名前はなんていうの？」と聞くが、

ペットたちはみんな「分からない」といって、答えられない。

そこで神様が

「なんて呼ばれていたの？」と聞くと、

「かわいいと言われていました」とみんな答える。

 

我が家は介護があるので、介護スタッフや訪問看護など、毎日人の出入りがある。

その話を聞いてから注意をしていると、

みんな、ウサギのマリに対して、

「かわいいね」と声掛けをしている。

 

「かわいい！」

「マリちゃん、かわいいね」

「かわいいうさぎさんですね。」

「おとなしいね、いい子だね、かわいいね」

色々、バリエーションはあるけれど、共通しているのは、確かに「かわいい」であった。

 

マリも褒められるのが嬉しいのか、おとなしくなでられたり、近くに寄ったりして愛想をふりまいている。

 

ペットたちは、こうして「かわいい、かわいい」と言われて、愛されペットとして生涯を終えるのが幸せなのだろうと思った。

 

願わくば、マリには、天国で神様に

「お名前は？」と聞かれたら、

「かわいいマリちゃんと呼ばれてました」と、名前も含めて答えてほしいものだ。

 

 

（九十九里浜を散歩する犬）