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【論説】号泣野々村氏より悪質極まりない木下都議

※無免許運転の動かぬ証拠となる木下氏の削除済みツイッター画像(左が6月1日、右が5月4日)

 

木下富美子都議(55)がようやく辞職を表明した。さすがに、家族や親戚からも諫められたのだろう。悪質な無免許運転を7回も繰り返し、都議選の最中には当て逃げ行為まで行っていた「犯罪者予備軍」のような人間が、議員職にしがみ続けていれば、周囲にまで被害が及ぶ。

 

おそらく都民の99.9%が「一秒でも早く辞めろ」と思っているにもかかわらず、「続けてほしいという声もある」などと戯言を抜かして2度にわたる都議会の辞職勧告も拒否し、当選以来、一度も議会には出ていなかった。それだけでも相当な図々しさであり、このような非常識人間を都政の場に送り出したのは、小池百合子氏率いる都民ファーストの会である。

 

一度だけ登庁したのは、呼び出しに応じたとのアリバイ作りで、議員報酬を受け取るための方便に過ぎない。都政改革どころか、自らが議員職にしがみつくことで、都政を停滞させ、4年間の議員報酬を毟り取ろうとの算段しかなかった。それで逃げ切れると打算したのだろう。一体、この人物のどんな点を評価して板橋区の有権者は投票したのだろうか。投票理由の大半は、一期目の同氏の働きではなく、都民ファーストへの支持だったのかもしれない。だとすれば、このようなモンスターを都議会に送り出した小池氏と投票者の罪は非常に重い。

 

思えば7年前の2014年7月。我々国民は同じような怒りを1人の兵庫県議に抱いていた。政務活動費の不正請求で記者会見に臨んだ野々村竜太郎元県議(55)だ。

 

西宮維新の会というコバンザメのような名称で地域政党を起ち上げて際どく当選し、政務活動費として請求した計930万円余りのほぼ全てが旅行費や金券購入などに使われていた。自身の正当性を絶叫する記者会見はYouTubeなどで世界に配信され、一躍全国区の有名人となったことで批判は止まずに辞職。2016年7月には、詐欺罪で懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受けた。

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