pet「マリの喫茶室」

マリの喫茶室(68) うさぎのおしり

うさぎのマリは、今年11歳だが、毛艶もよく、ふさふさしており、とても高齢うさぎには見えない。(親の欲目でみて)

マリは、女の子らしく、自分で耳の手入れをしたり、足をなめたりして、身だしなみにも気を付けている。

そんなマリだが、なぜか、お尻だけは綺麗にしない。

その話をしたら、かつてうさぎを買っていた知人が

「うさぎはみんなお尻が汚い」と言っていた。

 

毎日のようにお尻汚し、その結果、お尻をこすりつけた床が汚れるので、私は毎日のように床をふくとともに、ひっくり返して、マリのお尻をふいている。

 

何度か洗ったこともあるのだが、お尻を洗うのは簡単だが、乾かすのが大変。

犬なら、ブルブルと自分で体を振って、水分を吹き飛ばすのだが、うさぎはそれをしない。

ぬれねずみのように、じっとしている。

その間、水にぬれた毛がじとっと身体にはりついている。

それを乾かすために、ドライヤーをあてるのだが、中々乾かない。

 

一度半渇きのままやめたら、そのあと、皮膚炎になった。

多分、濡れたままだったので、細菌が繁殖したのだろう。そのまま死ぬウサギもいると獣医に脅され、それ以来、皮膚の衛生管理には気を付けている。

 

先日テレビを見ていたら、ソニーのペットロボットaiboが集団で七五三をやっていた。私の友人も、子供が独立した際に、寂しいからaiboを購入したそうだ。

 

猫1匹飼うのに、生涯で200万円かかるという。(犬は病気が多いので、もっとかかる。)Aiboは本体価格198,000+年90,000円かかるそうだ。とても高額だが、生きたペットを飼うのに比べれば、安いし、負担も少ない。ペットの死という辛い思いもしない。

 

あまり考えたくないが、マリがいつか死んでしまったら、ウサギのロボットがあれば、それを購入して、寂しさを紛らわせたいと思う。

うさぎはかわいいが、やはり生き物には責任があるし、飼うのは大変である。

ペットはマリで打ち止めにする。だから、マリには長生きしてほしい。

健康寿命を伸ばすため、今日も私は、うさぎのお尻をふいている。

 

(シルバニアファミリー)